あなたが作曲を挫折してしまう4つの理由 ③ケチ

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はじめに

こんにちは。
意識低い系ミュージシャンの龍ちゃんです。
「力を抜いて音楽をする」をモットーに音楽に役立つ情報を発信しています。

今回のテーマは「あなたが作曲を挫折してしまう理由」です。
僕は楽して音楽をやりたいなら作曲をできるようになることが一番の近道だと考えているのですが、重要性をわかっていても、作曲を挫折してしまう人は本当に多いんですよね。

自分も勉強とか練習とか嫌いな超面倒臭がりなので、作曲をしてみようとしてやめてしまったことが3.4回ぐらいあります。
でもそれを乗り越えて作曲できるようになって以来、音楽を数倍楽しめるようになりました。
そういう人が一人でも多く増えてほしいと思っています。

この記事では一体なぜ作曲を挫折してしまうのかを分析し、それだけでなく、それを解決するためにどのような行動をとればいいかということを四本の記事にわけてお伝えしていきます。
きっとあなたの音楽ライフを充実させることにつながるでしょう。
是非最後までご覧ください。
前回の記事はこちら

作曲を挫折してしまう理由三つ目は「ケチ」です。

 

 

 

ケチ

あなたが作曲を挫折してしまう理由、三つ目はこちら、「ケチ」です。
「作曲はしたいけど無料で使えるソフト全然ないしな…あきらめよう…」みたいな諦め方をしてしまう人は、かなり多いのではないでしょうか。

もしあなたがバンドの作曲担当でも、スタジオで演奏して仕上げることを前提にして、自分ではデモを作る程度、というならば、無料ソフトで十分かもしれません。
多少作りの粗い、GarageBandで作れる程度のデモをもっていっても十分にいいものを仕上げてくれるようなメンバーに出会えている人は、ぜひそのメンバーを大切にしてください。
ただこれ、メンバーにかなりのセンスがないと、

あなたのアイデアが十分に魅力的に仕上がらない可能性があります。

バンドメンバーに演奏させて仕上げる前提の人も、自分ひとりで作編曲までしてネットに公開する形で音楽を楽しもうとしている人は尚更ですが、ケチにならずに道具にお金をかけることをお勧めします。
少ない出費でないことは確かです。
しかし、それを上回るメリットが確かにあります。

その理由をご説明します。

突然ですが、あなたが当たり前のように「情報収集をして少しでも自分の音楽に役に立てよう」という発想を今できているのは、なぜだと思いますか?
それはあなたが「情報を収集できる環境を手に入れているから」ですよね。
例えばスマホやPC、wifi環境などです。
その環境があるから、あなたは当たり前のようにネットで役に立つ情報を得たり、また自分の好きなアーティストを見て刺激を受けようという発想ができるんです。

私が何を言いたいかというと、「発想をつくるのは環境である」ということです。
少し前までは、一般人の収入では手の届かないような途方もないお金をかけないと、ある程度の質の音楽がつくれる環境というものは手に入りませんでした。
対して現在は、最低5万ほど出せれば、それだけでかなりの制作環境が手に入ります。
プロクオリティまでいくにはもう少し必要なんですが、それでも少し前に比べればはるかに安いです。
そして技術というものはどんどん発展していくので、いずれもっとその環境は安くなるでしょう。
すべて無料の環境で出来る発想と、少し頑張ってお金を出した環境で出来る発想、圧倒的に、後者のほうが解像度および質が高くなるんです。

お金をかけることで変わってくるのは端的に言うと楽器の「音のリアルさ」、また音作りをするプラグインの「処理の質の高さ」ですね。

例として、明らかに打ち込み臭い音のドラムを使う作曲と、リアルな音のドラムを使う作曲を比べます。ドラムというのは曲の雰囲気を決定づける重要な役割を担っている楽器です。
前者はどれだけミックスで音をいじっても曲がパッとしません。
ドラムがパッとしないがために他の楽器をどれだけ練りこんでも曲に対する愛着がわいてきません。
元々が明らかにチープだからです。
対して後者は何もいじらなくてもそのままである程度曲の魅力が出てきます。
ドラムの音の調整に掛ける時間を他のパートを作りこむのに使えるんです。
またドラムの音がしっかりしているからこそ思いつくフィルやフレーズなどが出てきます。
あなたの頭の中で鳴っている音は得てして普段耳にするプロクオリティの音源なので、それを再現するには当然クオリティの高い音でなくてはならないですよね。

また音作りというのはかなり難しいスキルなんですが、これに関しては数字のような理屈ではなく耳で聞いて「いい音」を作る経験を積むことしか上達法がありません。
無料のアンプシミュレーターやコンプレッサーなどのプラグインで十分良いと言えるギターの音を作るのは無理です。
ここにもお金をかけることで、自分の思い描いているサウンドを作れるようになります。

これらの例のように、環境にお金をかけるということは明らかなメリットがあります。
「プロの様な発想があって初めてプロの道具を生かせる」というのも間違いではないのですが、そもそもプロの様な発想に近づくにはある程度のクオリティの道具が必要なんです。

そして、スタートダッシュでいいものを作ることができると、そのあとのモチベーションが圧倒的に違います。
また、例えばバンドメンバーに出せる指示の質も上がります。
結果として、音楽を仕事にできるチャンスが生まれる可能性が上がります。

ここで仕事の話をしてしまうと、

結局音楽を仕事にして稼いだ分取り返さなきゃ無駄じゃん、趣味だし無料でいいよ

と言われるかもしれません。

しかし趣味で楽しむ程度でもお金はかけた方がいいです。

これは音楽に限らずなのですが、「趣味でやる程度なのだからお金は極力かけない方がいい」という発想、なんだか悲しくないですか?

人間はお金のためではなくより豊かな時間のために生きている生き物です。
発想の質が上がるということはあなたの人生の質が上がるということです。
もし仕事でちょっと嫌なことがあっても、「でも俺いい曲作れるし!」で乗り切れます。

音楽を楽しみたいのであれば、ちょっと仕事や節約を頑張って、環境の質を上げていきましょう。
環境があれば発想は追いついてきます。

もちろん「お金はかければかけるほどいい」とは言いません。
明らかに無駄なお金の使い方というものもあります。どのような環境を買えばいいのか、というのは今後コンテンツを作っていこうと思っていますが、ネットで調べれば有益な情報が転がっていますので、ぜひ上手な買い物をしてください。

 



まとめ

お金は使うためにあるので、是非人生の楽しみとしての音楽には投資をしてあげて、より一層楽に楽しくできるような環境を手に入れましょう。

次の記事で、「あなたが作曲を挫折してしまう理由」の紹介は最後になります。

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