散歩が好きだ。このところは特に気に入っているのが、早朝か深夜の散歩。静かな外というのに惹かれる。歩きながら自動販売機をチェックしていき、様々なものを加味してここぞというタイミングで缶コーヒーを買う。挙動不審で歩く小さな坊主は完全に不審者としか言いようがないですが、日々の中の楽しみとして皆さんには許していただきたいです。散歩オススメです。
どうも、ベーシストのイナガキセイヤです。
今回は、こっそりくらぶの台無しカバーシリーズで以前カバーさせていただいたリトル・マーメイドの「アンダー・ザ・シー」を、実際に演奏をした自分のベーシストとしての視点を交えて振り返っていきたいと思います。
アーティストと楽曲の概要
最初にアーティストと楽曲の説明です。
作曲はディズニーの映画音楽で有名なアラン・メンケンと、同じく縁の強く何度も作品を作り上げているハワード・アッシュマンが担当。アラン・メンケンは他にも「美女と野獣」、「アラジン」、「魔法にかけられて」、「塔の上のラプンツェル」などの作曲をしている他、ブロードウェイのミュージカルでも「シスター・アクト~天使にラブソングを~」などの舞台作品も手掛けています。アカデミー作曲賞、アカデミー歌曲賞を何度も受賞していて、音楽関連の部門では2番の受賞回数となっています。
「アンダー・ザ・シー」はディズニーのアニメ映画「リトル・マーメイド」のために作られた曲で、映画「ベッドかざりとほうき」の曲「ビューティフルな海」を基にして作曲されました。映画内では蟹のセバスチャン役サミュエル・E・ライトが歌っています。この曲は第62回アカデミー賞歌曲賞、第33回グラミー賞をそれぞれ獲得しています。
楽曲カバーのポイント
まず最初はこの曲の代表的なフレーズをギターが弾くところから始まっています。このイントロ部を4小節間やり、ドラムのスティックでカウントを1つ入れてから全体で入っていきます。日本のギターロックのような曲調となり、本来のレゲエの感じとは全く違ったジャンルでのアレンジとしています。ここでの締めに8分を2つずつのキメを3回入れて次へと移っています。少し落ち着いた雰囲気で最初のメロディフレーズをここでも使っています。ドラムは基本バスドラムで4分を刻んで、ベースも弾き数少なく演奏しています。キメを2つ打つのを境にBメロ部へといきます。ここはオリジナルで作られたものになっていて、原曲では無いセクションとなります。BメロらしいBメロの感じで、次への助走的なものになっています。最後の約2小節でボルテージを高めていきブレイク。そこにメロディのフレーズが突っ込む形で入りここからサビとなります。速いテンポでロックな曲調になっています。要所要所で突っ込んだリズムを合わせていますね。サビを2まわしやると落ちサビのようなものになり、一度ギターのメロディだけとなります。進んでいき、後半「アンダー・ザ・シー」のシーの音から2つ全体で合わせてからその後は、8小節の間とにかく空間を埋めるようにドラムなんかはずっとタムを回したり音を詰め込むアレンジになっています。そして、一度先程のサビの感じへと戻り、後半メロディを2度繰り返すことで終わりを演出し全体で合わせたりしながら冒頭部分で登場したギターロックパートへ戻ります。終わりで4分にアクセントを入れたフレーズが入りそのままリズムを合わせたキメで終了しています。
まとめ
このシリーズでは今まで日本の曲だけをカバーしていたのですが、少し趣向を凝らしこういった曲にも挑戦してみた感じです。といってもやることは変わらず、しっかりと台無しカバーとして仕上げることができました。競馬でいうと、アメリカ開催のG1レース。唯一の日本馬として臨みます。スタートしてまずはゆったりとした立ち上がり。第2コーナーをまわってから各馬位置取り争いを始めます。なれない馬場で体力を削られ思うようなペースで走れません。思い切って鞍上が大きく進路を外へ出し、早めに上がっていきます。最後のコーナーをまわって短めの直線、体力は厳しいですが前目に出ていたのが功を奏しそのまま位置をキープで粘ってゴール。掲示板内でのゴールになります。といったところでしょうか。
以上、台無しカバーの振り返りいかがだったでしょうか。 YouTubeのMotetチャンネルからアンダー・ザ・シーの動画が見れますので、よければ改めて見てみて下さい。