ミックスナッツ/Official髭男dism【いとうこっそりくらぶ|台無しカバー】

ミックスナッツ【いとうこっそりくらぶ|台無しカバー】

ここ最近は胡桃をよく食べている。コーヒーと一緒につまんでも良いし、小腹を満たす時にも丁度良い。晩酌する際にも活躍できるポテンシャルさえ持ち合わせている。どうやら健康にも良い効果があるらしいので毎日口にしている。元々、一度ハマると暫くの期間は同じものばかり食べてしまう性分もあり、今は絶賛胡桃月間中です。

どうも、ベーシストのイナガキセイヤです。
今回は、こっそりくらぶの台無しカバーシリーズで以前カバーさせていただいたOfficial髭男dismさんの
「ミックスナッツ」を、実際に演奏をした自分のベーシストとしての視点を交えて振り返っていきたいと思います。

目次

アーティストと楽曲の概要

最初にアーティストと楽曲の説明です。
Official髭男dism(オフィシャルヒゲダンディズム)は日本の4人組バンド。略称は「ヒゲダン」。
ボーカルの藤原さんが大学在学中に地元の先輩や後輩である現在のメンバーに声をかけ2012年にバンドが結成されました。
メンバーそれぞれ仕事をしながらその合間で音楽制作などを行いライブ活動もしていました。2018年にテレビ番組内の企画で音楽プロデューサーが選ぶベストソングというランキングで「Tell Me Baby」が第2位に選ばれたことで世間への認知度を一気に上げ、同曲を聴いたドラマプロデューサーがオファーをしてフジテレビ系月9ドラマ「コンフィデンスマンJP」の主題歌を書き下ろすことに至りました。その後もCMソングやアニメの主題歌を多く手掛けています。
「ミックスナッツ」はテレビアニメ「SPY×FAMILY」のSeason1、第1クールのオープニングテーマとして書き下ろされた楽曲。元々原作漫画のファンであったメンバーがアニメ化について強く興味を持っていたのを関係者スタッフが聞きつけ、話を持ちかけたところ制作を自分達から立候補したそうです。ストリーミング累計再生回数は5億回を突破していて、当時のアニメとの人気も相まって世間で話題となったヒゲダンの人気曲のひとつと言えます。

楽曲カバーのポイント

最初はドラムカウントが入り、そこから原曲でも印象的なベースのリフから始まっています。
元のテンポよりも若干ゆったりとしていて、ドラムのシンバル捌きから少しジャズのようなテイストが感じられます。元々の音源にはイントロ部分で裏でパトカーのサイレンなんかも収録されているのですが、伊藤のギターはそれをイメージしたフレーズを入れ込んでいますね。
その後、ドラムのフィルインからAメロへと入っていきます。歌メロが入ると同時にリズム隊は1小節間ブレイクをして、次の小節1拍目の裏から入ってきています。
Aメロではベース・ドラムは伴奏に徹する形で、その上でギターが優しくメロディを奏でてくれています。ここの2回し目の頭でも少しアレンジを入れていて、区切りの頭のボリューム間を一気に落として、1小節間クレッシェンドする動きを入れています。

Bメロの前でギターがあえての不協和音を鳴らして次へと繋げています。
Bメロは全体的に原曲に近いものになっていますね。シンプルに3ピースバンドアレンジといった感じでしょうか。
歌メロの「~いられないまま」が入り、1小節置いて裏拍で4回キメを全員で決めてブレイクしています。ギターがサビの冒頭のメロディを弾き、それに続いて伴奏隊が入っていきます。
曲通してではありますがサビでのベースは本来8分音符で常に動いているようなアレンジなのですが、ここのカバーではそれよりも余裕を持たせたものにしてあります。この編成で役割分担を考えた時にバタつき過ぎないようにと考えこのアレンジに落ち着きました。
「噛み砕いても~」のところでは原曲同様に全体での合わせる動きがありますが、そこに入る前のギターのメロディは少ない隙間での遊び心が垣間見えますね。
そのまま概ね原曲通りに進んでいき、「この真実~」の部分辺りから崩したアレンジとなっていきます。終わり方としては、元々のアレンジにもある1番最後の部分を引用してきて終わりとしています。

まとめ

この曲はいとうこっそりくらぶ初のカバー第1曲目で、全体的にまだ遠慮しているような雰囲気と言いますか緊張が見える気がします。
自分はこの時気合を入れてワンコーラスまでですが、ほぼベースアレンジを完コピの状態で挑んでいます。あまり使う場面はありませんでしたが。
競馬でいうと、地方馬が中央の競馬場に赴き開かれるとあるオープン戦。慣れない場でも平静を保って枠入りも素早く完了。スタートして全体的にバラついた立ち上がりの中、数頭抜け出たうちの1頭として先行争いに加わります。番手につけてペースを守りながら前を伺います。
第4コーナーへ入る少し手前から早めに仕掛けていきます。前へ出る度に加速していき、最後の直線では先頭へと躍り出ます。周りは余力十分で追い上げてきます。自分のペースで無駄なく最後まで進んできた甲斐もあり、追い脚のノリが良く勢いは衰えません。そのままの勢いを保って1着でゴール。そんな感じでしょうか。

以上、台無しカバーの振り返りいかがだったでしょうか。
YouTubeのMotetチャンネルからミックスナッツの動画が見れますので、よければ改めて見てみて下さい。

ミックスナッツ【いとうこっそりくらぶ|台無しカバー】
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次