小鳥たちがさえずる早朝。
外は少し霧がかっていて、季節的には暖かくなってきていても朝はまだまだ冷え込んで肌寒いような日。そんな時に飲むコンビニや自動販売機で買った“あったか~い”缶コーヒーは格別です。
コーヒー好き界隈で缶コーヒーが美味いだなんて言うと馬鹿にされてしまうかもしれませんが、あれはあれで美味しいと自分は思っています。シチュエーションは味覚に作用するのだと思います。高速道路のサービスエリアで飲む缶コーヒーも最高ですね。
パチンコの確変中に飲むコーヒーは堪りません。
どうも、ベーシストのイナガキセイヤです。
今回は、いとうこっそりくらぶの台無しカバーシリーズで以前カバーさせていただいたあいみょんさんの「マリーゴールド」を、実際に演奏をした自分のベーシストとしての視点を交えて振り返っていきたいと思います。
アーティストと楽曲の概要
最初にアーティストと楽曲の説明です。
あいみょんは日本を代表するシンガーソングライターのうちの1人。メジャーデビューは2016年ですが、2014年頃からワーナーミュージック傘下のunBORDEで所謂育成期間の様なものを経てからのデビューで、その時点で130曲ほどの楽曲を作曲していたそうです。
2018年に5thシングルでマリーゴールドをリリース。
ストリーミングチャートで20週連続で1位を記録し、主に若者を中心に大ヒットを記録した曲です。カラオケや弾き語りのカバーとしても非常に人気な曲ですよね。
楽曲カバーのポイント
原曲の雰囲気を大きく崩さないカバーに
最初の曲入りは原曲に近いポップな感じで始まります。
Aメロに入る前の1小節はさらっと細かいキメを入れています。
Aメロの前半は静かめなアレンジで、入って4小節の間はギターの歌メロディとドラムのハイハットの刻みだけになっていますね。
そこからベースが1拍目と2拍目の裏でアクセントを入れ始めます。
後半からは全員16分音符で全部合わせています。
締めにもメロディのリズムに全部合わせていますね。Bメロは雰囲気の感じからテンポを段々と遅くしてみようとなり「目の前でずっと輝いている」の部分は遅くしていき、その後元のテンポにすぐ復帰してからは恒例の原曲にないフレーズを入れ込むパターンになっています。
開放弦と押弦を織り交ぜた細かいフレーズで、原曲からはかけ離れたアレンジですよね。
フレーズの最後、サビ前に1小節間8分音符で合わせてからサビ冒頭メロディ「麦わらの~」を繰り返し使って2回転調してからサビに入ります。
ここからは比較的素直に弾いていますが、所々で16分のキメが入ったりしていますね。そして、サビのふた回し目に入る際もさらに転調しています。
「いつまでも~このまま」のあと、ここも原曲にはないアレンジになりますが、ポップスの定番的なアレンジを入れ込んでみた感じですね。
そのままメロディを引用したフレーズで、変拍子的キメを結構強引に入れたと思ったら終了します。
このアレンジを競馬で例えるなら
この曲はシリーズでもシンプルな方のカバーだったような記憶だったのですが、完全に記憶違いでした。
客観的にみて「なんじゃこりゃ」と思ってしまいました。まあ、面白いですよね。
競馬でいうと、地方の重賞レース。
距離はマイル戦で、枠順は最内の1番枠。
好スタートをきって、ハナをとります。そのままレースを引っ張る形で順調に進んでいきます。
向正面中間過ぎ辺りで数頭仕掛けていき、抜かされていきますがペースを崩さずにチャンスを伺います。
4コーナー回って最終直線、静かに追い始めますが進路を塞がれて思うように前に出れない状況です。間を縫って差していきますが、ロスした分先頭まではまだ距離があります。脚は残していて折り合いも悪くないので、最後まで伸に伸びて何とかゴール。
馬券圏内には入れたといったところでしょうか。
以上、台無しカバーの振り返りいかがだったでしょうか。
YouTubeのMotetチャンネルからマリーゴールドの動画が見られますので、よければ改めて見てみて下さい。
今回ご紹介した動画はコチラ