散歩、公園、コーヒー。
この3つのコンボをキメた日は、それだけで至極の1日。
プラス早起きして実行出来ると尚良し。シャキッと目覚めて公園へ散歩に出かけ、そこでコーヒーを嗜む。生活のQOLがとても高まります。
結局バンドマン気質が昔から染み付いている自分は健康で文化的な生活とは別次元の住人なので、地下や家から外に出て風にあたり自然を眺めることができれば一時的に人間に戻ることが出来ると思っています。
どうも、ベーシストのイナガキセイヤです。
今回は、 こっそりくらぶの台無しカバーシリーズで以前カバーさせていただいた米津玄師さんの「KICK BACK」を、実際に演奏をした自分のベーシストとしての視点を交えて振り返っていきたいと思います。
アーティストと楽曲の概要
最初にアーティストと楽曲の説明です。
米津玄師はSony Music Labels所属のシンガーソングライター。
また、音楽プロデューサーや映像作家としても活動されています。
ボカロPとしてはハチ名義で活動しています。
2009年頃からボカロPのハチとしてインターネットを中心に活動し、2012年に本人名義のアルバム「diorama」でソロデビュー。
翌年ユニバーサルシグマからメジャーデビュー2016年にソニー・ミュージックレコーズへ移籍しました。
「KICK BACK」はアニメ「チェンソーマン」のオープニングテーマとして書き下ろされた楽曲で、2022年に配信リリースされました。
日本人の楽曲初となるSpotify Global 50ランクインをしました。2023年にアメリカレコード教会(RIAA)から日本語詞楽曲として史上初のゴールド認定も受けました。また同協会がその年活躍したアーティストを総括する「RIAA Class of 2023」に日本人として初めて選出されました。
楽曲カバーのポイント
最初、曲の入りはそのままベースのリフから入っています。
この曲を象徴する印象的なここのフレーズは外せませんよね。
ただし、そっくりそのままというわけではなくスリーピース編成でこのスタジオの環境を鑑みた上でのアレンジを加えていますので、厳密に言えば原曲のフレーズとは多少の違いはあります。
音の間にゴースト・ノートは全体的に入れているのと、少しも間延びさせたくなかったのでフレーズの区切り部分を埋めるようにしています。ドラムはスネアをリムショットで叩き静かで且つ期待させるようなリズム。
ギターはメインリフを邪魔しない程度に遊びを入れて緊張感を出していますね。
リフが入ってから7小節目くらいにギターのフレーズを合図に全体でキメに入ります。
8分音符で4・4・3を間に1拍空けて入れ、その後16分音符で2拍分次の小節の頭まで入れています。盛り上がったリフのメロディへと移りますが、ここは既存のフレーズとこっそり的お遊びアレンジを交互に繰り返していますね。
3回ほど繰り返し、4回目で途中2拍3連のキメが入ってきます。
キメの後ブレイクし、ギターがメインメロディを弾いてその終わりにみんなで合わせてAメロへといきます。
ドラムは16分の細かいリズムで、ベースはギターのメロディに沿う形で動いています。
Aメロ全体的にメロディとの合わせている箇所が多いですね。Bメロではメインメロディをとっています。
少しコーラスをかけて際立つようにしています。
「あなたのその胸の中」からはギターに再びバトンタッチし、サビに向けて盛り上げるようにどんどんと高音域へ上がっていく動き方をしていますね。そして、サビへ行く直前に高音の単音をひたすら刻んでいます。
全員で合わせて、大体4小節間くらいそれだけで押し切る謎の時間がありましてブレイクをしてサビへと入ります。
ドラムは基本変わらずにライドで細かいリズムを出してくれています。
所々でライドのカップを叩くことで勢いが損なわれないようなアレンジになっていますね。
ベースとしてはルートを基本的に追いつつ、隙間があればできるだけ埋めるような動き方をしています。
そのまま進んで行き、「努力 未来A BEAUTIFUL STAR」というボーカルの繰り返し部分で3回しめからドラムなどもノリ感を変えていて、サビを締める雰囲気へ持っていく準備をしていますね。
盛り上げていき、アウトロの頭でひとつ入れてブレイクをしてオリジナルのアレンジフレーズを全体で合わせてそこから復帰する形でイントロ同様のフレーズに戻って行きます。
何度か繰り返したのち、Aメロ前に使った
2拍3連のキメを入れて終了です。
まとめ
原曲の構成的にはシンプルなだけにアレンジは難航した記憶があります。
珍しくまだ曲の流行が冷めやらぬ時期にカバーしただけに、周りは自分らよりよっぽど聞き込んでいる楽曲だろうなと思って少し批判が怖かったです。
ですが、思っていたより皆さん面白がってくれたみたいだったので何よりです。
競馬でいうと、春のG1レース前哨戦芝2000メートル。馬場は小雨により稍重。
それによりここまでのレースでは逃げや前目につけた馬が先着しやすい状態です。
自分は14頭づけで大外14番に入ります。自分が最後に枠入りをして一斉にスタート。
少しヨレますが、ぐっとうちに入っていき、3番手あたりにつけます。
3、4コーナーまで位置を保ちつつ前を伺います。
最後の直線差し切りたいところですが思うように脚が発揮できません。
ですが周りも大概同じ状況です。順位は下げず粘り続けますが、最後数頭ほぼ重なってゴール。
肉眼では同着に見えますが写真判定で辛くも馬券内は外します。というような感じでしょうか。
以上、台無しカバーの振り返りいかがだったでしょうか。
YouTubeのMotetチャンネルからKICK BACKの動画が見れますので、よければ改めて見てみて下さい。