可愛くてごめん/HoneyWorks【いとうこっそりくらぶ|台無しカバー】

可愛くてごめん【いとうこっそりくらぶ|台無しカバー】

たまには真夜中に散歩するのもいいものだ。
歩き尽くした道も新鮮に感じる。目的のひとつとしては自販機巡り。各所の位置は知り尽くしているので、商品が入れ替わっているかチェックするのも楽しみの一つとして出歩いています。
そう頻繁に変わるものでもないし、ましてや自分はコーヒー飲料系しか飲まないので大体はいつもどおりのラインナップですが、新商品が出ているときの嬉しさはなかなかのものです。
自宅前に置かれているPokkaの自動販売機のコーヒーがチープで懐かしさを感じるので意外と好きです。

どうも、ベーシストのイナガキセイヤです。
今回は、こっそりくらぶの台無しカバーシリーズで以前カバーさせていただいたHoneyWorksさんの「可愛くてごめん」を、実際に演奏をした自分のベーシストとしての視点を交えて振り返っていきたいと思います。

目次

アーティストと楽曲の概要

最初にアーティストと楽曲の説明です。
HoneyWorks(ハニーワークス)は日本のクリエイターユニット。
通称「ハニワ」。2010年からニコニコ動画やYouTubeなどの動画投稿サイトで活動をしていて、初期メンバーのGomとshitoがオリジナルのボカロ曲を作成して、動画のイラストをヤマコに依頼したことからHoneyWorksとして活動を始めました。アニメの主題歌などを手掛けていき、2014年にメジャーデビューをしました。
「可愛くてごめん」はTVアニメ「ヒロインたるもの!~嫌われヒロインと内緒のお仕事~」の登場キャラクター・中村千鶴(ちゅーたん)のキャラクターソングで、歌はキャラクターの声を担当している声優の早見沙織さんが歌っています。2022年にミュージック・ビデオがニコニコ動画とYouTubeに投稿され、その後配信限定シングルとしてリリースされました。YouTube再生数は1.2億回以上と大変な人気で当時、TikTokなどでも話題となり多くの人がこの曲を使った動画を投稿していたのは記憶に新しい方も多いと思います。

楽曲カバーのポイント

始まりはロックな感じというか、キーのコードでかき回してヘヴィさを漂わせています。
そして、ドラムカウントが入りギターはタッピング、ベースは合わせてプリングを使ったフレーズで助走的に2小節間盛り上がっていき原曲同様のイントロへと入ります。
ただ、ドラムがひっきりなしにタム回しをしていてうるさいですが、ここはリーダー(伊藤)たっての要望だったかと思います。
Aメロへと行く前にオリジナルフレーズをギター・ベース・ドラムの順で回して最後は全員で繰り返し、それをそのまま発展させて下降するようにしてAメロに移ります。
裏打ちのリズムでノリ良くいくかと思われますが、歌詞でいう「~嫉妬でしょうか」のあたりで急に変拍子キメが入ります。
ここはいつもどおり数字を決めて6・3・3・2・5でキメを入れてから重くダークなフレーズが少し入って「~そのリプライ」のメロディで元の流れに戻っていきます。
Bメロはベースがメインのメロディを弾いています。
その間、ギター・ドラムは弾いて叩きまくっていますね。
バランスがどうのこうのはあえて無視しているのが自分たちなりに面白いと思ってのことだったと思います。後半からギターがメロディをとって、ドラムはフロアタム主体のリズムでサビまでの盛り上げを演出するような動きをしています。
Bメロ最後から2拍3連で下降してメタルで使うようなフレーズで1度区切ります。
仕切り直してドラムカウントとスネアのフィルインでサビにいきます。
サビはリズムがジャズの4ビート風になっていますね。
一応、ベースも雰囲気を合わせようとウォーキングベースを意識した動きになっています。
フレーズ的にはかなりいい加減なので、あくまでも雰囲気だけです。メロディもスウィングのリズムに従って変化しているのがわかります。
サビの最後は原曲と違い尺が2小節ほど少なくなっていて、最後の「~ごめん」のところを全員で繰り返しキメて締めています。
おまけで曲となんの脈絡もなく刻みを入れてみています。

まとめ

この曲はシリーズの中でも難航した部類で、その苦しさが最後のおまけ部分に現れていますね。
尺が短くてアレンジの物足りなさを懸念してのことでもありますが、実に雑な策です。
競馬でいうと、芝コースの3200メートル長距離レース。スタートから全力ダッシュでいきなりの大逃げをします。
元々の脚質的にはあっている作戦ですが、過去類を見ないほどの超大逃げです。
最大ほぼコース半周後続と差をつけはしますが、徐々に失速。最後の直線に入る前には完全に追いつかれ順位的には中間ほどまでになります。しかし、意地をみせ最後の残りっ屁で末脚を発揮し掲示板入賞。といったところでしょうか。

以上、台無しカバーの振り返りいかがだったでしょうか。
YouTubeのMotetチャンネルから可愛くてごめんの動画が見れますので、よければ改めて見てみて下さい。

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