日々生活するなか、あらゆる場面で「今、コーヒーを飲みたいな」となるのは自分だけではないだろう。
コーヒーが苦手な人は別として、味が好きというわけではないにしろ普通に飲める人は1週間のなかで思い返すと意外と口にする機会は少なくないはず。
最近気づいたのがコーヒーというのはとても汎用性(?)が高いもので、朝の目覚めの1杯や朝食時、仕事時やその休憩どき、昼におやつと合わせたりと様々な場面で飲まれているし、飲みたくなるのだろうなと。
これらに加え自分はギャンブルを嗜む時だったり、ゲームをする時にコーヒーを啜りたくなります。カフェイン中毒なのでしょうかね?
どうも、ベーシストのイナガキセイヤです。
今回は、こっそりくらぶの台無しカバーシリーズで以前カバーさせていただいたポルノグラフィティさんの「アポロ」を、実際に演奏をした自分のベーシストとしての視点を交えて振り返っていきたいと思います。
アーティストと楽曲の概要
「アポロ」でメジャーデビュー。
最初にアーティストと楽曲の説明です。
ポルノグラフィティはボーカル・ギター2人組の日本のロックバンド。
通称「ポルノ」と呼ばれ、この名を知らない人は国内ではいないであろうビッグネーム。
1994年に結成され、ストリートやライブイベントなどに精力的に活動していき1999年に「アポロ」の楽曲でメジャーデビュー。
同時に大ヒットを記録し、一気に日本中へその名を馳せました。
その後も「サウダージ」、「アゲハ蝶」、「メリッサ」など数々のヒット曲をリリースしていき、現在に至るまでその勢いを落とすことなく活動をしているスーパーバンドです。
「アポロ」はポルノの初ファーストシングルとして1999年にリリースされました。
この曲でメジャーデビューをしましたが、楽曲のイメージが強くバンド名と誤認されてアポログラフィティと当時は間違われる事が多かったそうです。
一度聞けば耳に残るあのサビのキャッチーなフレーズは、それだけ人々に強烈なイメージを植えつけていたということですね。
楽曲カバーのポイント
曲の始まりはリフの合わせから入っています。
そして原曲通りあのサビのフレーズへと入っていくのですが、ギターはメインのメロディ、リズム隊は伴奏でメロディのアクセントにある程度合わせたキメ的なフレーズで支えています。
「アポロ11号は~」のところでギターが連符で上昇する動きをしているのに対し、各々また合わせて演奏し「月に行ったっていうのに」の部分を全員で数回繰り返してAメロ前の間奏部分へ移ります。
入っていく直前にはギターのグリッサンドで繋いでいますね。
ここの間奏部は比較的原曲に近い感じではありますが、ドラムが刻むリズムが元のものとは少し違った雰囲気になっています。
3小節ほどやっていき4小節頭から3連のリズムで全体が上昇する動きで合わせが入ります。その後ドラム以外はブレイクでドラムフィルがあります。
細かい音符でのタム回しになっています。
Aメロの入りはギター以外お休みで、1小節目の4拍目頭からドラムがシンバルを鳴らし、ベースは同じ位置でグリッサンドを入れてここから重なっていく形になっていますね。
前半は音数少なめの意識で伴奏は控えています。
後半からベースは音価を長くし、所々オクターブのアクセントを使ってセクションの棲み分けをしています。
全体的に若干盛り上がっている感じですよね。
ここの終わりにギター・ベースで歌メロの「ただ壊れてる」を合わせて弾き、その後マイナー感のあるフレーズを全体でキメるのですがここは徐々にリタルダンドしていますね。
Bメロ頭の「空を覆う巨大な」までテンポは下げたままで、巨大なの「な」を合わせてこのあとからは元のテンポへと戻ります。
「~なビショウ」の部分まで弾いていくと、ここで今回一番のこっそり的フレーズがここで入ります。
4、56…とひとつずつ増えるキメを合わせていき、9つあわせる最後の一音から「赤い赤い~」のメロディと重ねてここを2まわし、2小節間やり全員で最後の回しのフレーズをガッチリと合わせてブレイク。
そしてそれぞれここでもグリッサンド的にひとついれてからサビへと入っています。
サビは原曲と違いドラムが4つ打ちのリズムでまた違った雰囲気を感じさせます。
それに合わせ、ベースも重さを意識しながら表拍を少し強調して粘りのある感じを出そうとしています。
途中、「月に行ったっていうのに」をあからさまにではなく、でもちゃんとリズムとメロディが立つように「合わせているぞ」という意識をしっかり持ちながら弾いています。
最初でもあった上昇フレーズをギター・ベースがユニゾンで弾いて、「月に行ったっていうのに」のところを繰り返し合わせてキメていますが、ここでは倍の長さ合わせています。
ベースは途中繰り返しが味気なく感じたので、一瞬ギターの音に対してハモる形でリフを弾いています。
この後アウトロに行きますが、ここの前の1拍が最初と違い端折られていますね。
キメの後すぐ入るようになっています。
冒頭と同じ様に3連のリフフレーズを弾いていき、最後は正直いい加減なアレンジなのですがメインでギターが適当に速弾きフレーズを弾くのでそこに同じく適当に合わせて締めました。
まとめ
改めて聴くと斬新なアレンジですね。
いつも通りといえば、いつもどおりではありますが。
編曲した雰囲気が好みだったのか弾いていて楽しかった記憶があります。
一応、うまくアレンジできた部類なのかなと思ってはいます。
競馬でいうと、3冠レースのひとつである皐月賞。
そこで前途洋洋ルーキーの一角として挑みます。どの馬も仕上がりは万全。
自分も引けを取りません。
ゲートが開き、スタートはまずまずといったところ。
立ち上がりからハミをしっかりと取りいい塩梅で先団につけます。
そのままの勢いを保ったままで、4コーナーを回ってここから仕掛けどき。
ですが、思うように脚が伸びません。
周りは加速していき直に進路も塞がれてしまいます。
ここで少し気性を乱しますが、すぐに立て直してから外に体を出してそこから追い込みます。
苦しいながらも少しずつ追い続けて前と半馬身差の3着でゴール。そんな感じでしょうか。
以上、台無しカバーの振り返りいかがだったでしょうか。
YouTubeのMotetチャンネルからアポロの動画が見られますので、よければ改めて見てみて下さい。