めざせポケモンマスター/松本梨香【いとうこっそりくらぶ|台無しカバー】

めざせポケモンマスター【いとうこっそりくらぶ|台無しカバー】

コーヒーの生豆を手に入れたので豆煎りデビュー。これが非常に難しい。1回目は謎に悪くない出来になったものの、それ以降が全然うまくいかない。まず、煎る作業は結構な重労働で網に豆を入れてそれを直火に当てて振り続ける。これですぐに腕が悲鳴を上げます。加えて、均等に豆に火を入れていかないといけないのでかなり繊細で神経を使います。そんなこんなを経て煎った豆を挽きドリップして飲むのですが、思った以上には美味しくないという。豆自体の品質なども関係するのでしょうが。納得の行くコーヒーを淹れられるようになりたいものです。

どうも、ベーシストのイナガキセイヤです。
今回は、こっそりくらぶの台無しカバーシリーズで以前カバーさせていただいた松本梨香さんの「めざせポケモンマスター」を、実際に演奏をした自分のベーシストとしての視点を交えて振り返っていきたいと思います。

目次

アーティストと楽曲の概要

最初にアーティストと楽曲の説明です。
松本梨香は日本の声優、歌手。幼少から芸事が身近にある環境で育ち、父が劇団の座長を務めていたことで自身も芝居の道を目指す。舞台公演中、病により途中降板を余儀なくされますが共演者の勧めで声優のオーディションへ参加。その後、「絶対無敵ライジンオー」で主役を演じ「ポケットモンスター」シリーズでは26年間にわたり主役のサトシ役を担当しました。歌手としても精力的に活動をしていて、アニメソング歌手グループの「JAM Project」に参加していたり、オリジナル楽曲をリリースするなどもしています。「めざせポケモンマスター」は松本梨香の7枚目のシングル収録曲。1997年にリリースされ、TVアニメ「ポケットモンスター」のオープニングテーマに起用されました。発売から4ヶ月でオリコンチャートは10位となり、翌年には7位でその後約9ヶ月間100位圏内を維持するロングヒットを記録します。累計出荷枚数は200万枚以上となっています。

楽曲カバーのポイント

最初はキーをもとにブルースやジャズのようなフレーズから始まっています。そして、その雰囲気のまま曲のイントロ部分へと入っていきます。ベースはこの感じであれば指弾きが合うかなと思いしばらく指での演奏としています。Aメロへといきフレーズのそれぞれの区切りでキメのアレンジを組み込んでいます。歌メロの「森の中」後にギターがチョーキングでのピックアップ。「スカートの中」後ではフレーズ終わりの音から半音ずつ下降する動きを入れていますね。「なかなか~」と繰り返していき、本来よりも2回し分多く繰り返してブレイクでギターが「大変だけど」のメロディを弾くのを合図に以降は盛り上がったものになっていきます。この辺りからアタック感等も必要になってきますので、ベースはピック弾きへと変えていきます。自分の感覚でいうとこの後もAメロに感じるところですが正確にはBメロになります。ここではポップに音楽的フィーリングではなく少し跳ねる感じもプラスされているような感じですね。原曲では合いの手で「ピカチュウ!」と入るところでは全員で合わせています。「きたえたワザで~」からはベースがメロディをとっています。ドラムがタムを回してキメてからサビへと移っていきます。ギターのメロディは突っ込んで入りますがベースもグリスで繋げて入っています。サビは裏打ちの感じが強く出ていてドラムはライドのカップを叩き、ベースは合わせてオクターブ奏法で演奏をしています。ここのセクションがサビか否かは色々な解釈がされているようなのですが、ここではサビ1としておきます。「ホンキで生きてる」を少し崩したリズムで全体で合わせたら「こいつたちがいる(そうさ永遠に)」の後に2小節間繋ぎの助走的なフレーズが入ってからオリジナルのキメが入ってきています。9・4・12・9・4・12の数でキメを入れて一度バーンと投げてからブレイクを入れサビ2へといきます。テンポは速くなり「なりたいな~」から都度フレーズに合わせが入っていますね。勢いを残したままアウトロに移っていき、原曲では最後2発入るところですがその前のフレーズまでいったところで急ブレーキを踏むかのようにピタッと止まり終わりにしています。

まとめ

今まで必然的に何度も耳にした曲なので固定概念でアレンジは中々至難だったのですが、急に関係のないフレーズを入れる力技で乗り切ったようです。競馬でいうと、未勝利のダート競走。初戦は芝レースで大負けの成績を残している中、ダートへ戦場を変えて適性を見ようというところです。スタートしてまずまずの立ち上がりで始まりますが、前が詰まりスローペースの展開。全馬様子を窺うなかで、徐々にですが早めに上がり始めていきます。4コーナーの手前で先頭から2娜3番手までにつけます。最後の直線に差し掛かり周りも追い上げますが、ギアをもう1段上げたようにして末脚を発揮し後ろ2馬身ほど差をつけた状態でゴール。といった感じでしょうか。

以上、台無しカバーの振り返りいかがだったでしょうか。
YouTubeのMotetチャンネルからめざせポケモンマスターの動画が見れますので、よければ改めて見てみて下さい。

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