スティーヴン・スピルバーグ版 映画「ウエスト・サイド・ストーリー 2022」を観て

最近、2月11日に公開されたミュージカル映画、「ウエストサイド・ストーリー」を観てきました!
あのスティーブン・スピルバーグ監督が、名作をリメイクする!」ということで、本作ファンの人、映画ファンの人は誰もが胸を高鳴らせたはず。
1961年に一度映画化されている本作は、日本でも劇団四季や宝塚、ステージアラウンドなど、様々な場所で舞台上演されています。

私が一番好きなミュージカル。

今回観てみて、今までと違う部分があったり、見え方も変わってきたりしたので、今回の映画で思った素直な感想を書いていきたいと思います!

目次

「ウエストサイド・ストーリー」概要

シェイクスピアの名作「ロミオとジュリエット」の舞台を、現代のニューヨークに置き換えたミュージカル作品。1951年にブロードウェイで初演を迎え、1961年に映画化、アカデミー賞では作品賞の他10部門を受賞。当時、争いごとが絶えなかったポーランド系アメリカ人とプエルトリコ系移民人に焦点を当て、不良グループによる争いや、それによって狂わされる若い男女の恋愛が描かれている。

あらすじ

1950年代のウエストサイド。世界中誰もが夢と希望を求めてアメリカに移民してきた時代。ポーランド系アメリカ人の不良集団ジェット団と、プエルトリコ系移民人不良集団シャーク団は対立しあっていた。
そんな中、対立しあう集団同士であるのにも関わらず恋に落ちてしまったトニーとマリア。
彼らは純粋に愛し合うが、人々の憎しみや怒りの重なりにより、引き裂かれていく。
一人ひとりが一生懸命、しかし憎しみや葛藤の上すれ違いながらたどり着く結末とは…

今作を観て、感想

今の時代だからこそ、観るべき作品だと思いました。憎しみあって争う苦しみや、人種差別、ジェンダー問題。それらが繊細に描かれていて、観ていて本当に辛い。けど響く…。

争うことで、こんなにも大切なものを失ってしまうなんて。リメイクされて、より現在の人々に響く今作が沢山の人に届くと良いなとひしひしと感じました。そして、やはりこの作品が好きだと再確認。音楽もダンスも最高です…

旧作のほうが好きなところ、今作のほうが好きなところ

より辛かった今作

今作を観てまず思ったのは、今回のほうが旧作よりさらに辛く感じる…。

何故なんだろう。1つ1つのシーンがより細かく、具体的に演出されていたからかな。差別問題の描写も容赦なくて、スピルバーグ監督の訴えを感じました。

絶妙なすれ違いが、どんどん悪い方向に言ってしまうが、観ていてずっと辛い。

ジェット団の青年たちが歌う「Gee,Officer Krupke」では、彼らがふざけて盛り上がれば盛り上がるほど痛々しく悲しく感じて、初めてこのシーンで泣きそうになりました。劣等感や虚しさを抱えながらもどうしようもなくふざけ合う。面白い曲なのに辛い…。

幅広い人に響く今作

また、トニーとマリアの幸せなシーンでの輝きが、旧作より落ち着いていた印象もありました。ミュージカル!というキラキラ感より、より自然な流れで演出されていた印象。明るいシーンの輝きや、恋愛描写は、旧作のほうが強く描かれていたのかな。

また、各シーンのダンスの違いも印象的でした。先ほども少し触れたように、ダンスも旧作のほうが、ミュージカルミュージカルしていたのかも。今回は、日常の動きが大きくなっていってそれが自然とダンスになっていくというような振り付けが多くなっていたように思います。ミュージカルに馴染みのない人でも親しみやすく作られているのかなと思いました。これの好き嫌いは人によるのだろうな。私はザ・ミュージカルという感じのものが好きなので、突然道端で足を綺麗に上げてしまう旧作が好み。笑

ただ、旧作も本作も若者たちのみなぎるパワーと身体能力は圧巻です。これぞ、ウエストサイド・ストーリー!

胸熱…!リタ・モレノが再登場!

なんと今回、前作アニータ役でアカデミー賞助演女優賞を受賞した、リタ・モレノさん酒場の店主バレンティーナ役として登場されていました!アニータ役の時も圧巻でしたが、90歳になった今、若者たちを見守るバレンティーナが「somewhere」を歌うもんだから、大号泣。今回新しく加わったキャラクターなのに、存在感抜群で心にしとしとと響く歌声でした。この曲はもともと大好きでしたが、歌詞の重みがさらに伝わって感動しました。

彼女が歌うからこそ、伝わる。ナイスリメイク!ナイススピルバーグ監督…!

アニータといえば、今回アニータ役を演じられたアリアナ・デボーズも凄かったな…
いつもいつも、アニータって存在感が半端ない。(語彙力…笑)
私的に、今回のアニータも魅力的で忘れられません。誰にも負けない華やかさとオーラがありました。かっこいい…

最後に

こうなったらロミオとジュリエットのように、またどんどんリメイクされないかな~!笑
今回観て改めて、いろんなバージョンのウエストサイド・ストーリーを観てみたくなってしまいました。
今回のリメイクは、原作の良さを忘れずに大切にして作られた印象。それなら、何十年か後にまたリメイクされたらどんな風になるのだろう。
好きだからこそ、旧作と変わってしまったら悲しいのかもしれないけれど、もっと激変した本作を観てみたいという気持ちもある…。矛盾ですね笑
スピルバーグ監督も、本当にこの作品が好きだったのだろうな。観ていて、そんな風に感じました。

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