切なく深い、戦時中のミュージカル8選!

ミュージカルの中には、戦争真っ只中での人物模様が描かれているものが多くあります。
戦争の恐ろしさや戦時中の人々のリアルな心情を教えてくれる貴重な作品の数々
観終わった後には、心に深く感じるものがあるはず。

そんな戦時中のミュージカル作品のお勧めをご紹介して行きます!
どれも心に響く名作なので、是非参考にしてみて下さい♪

目次

1.サウンド・オブ・ミュージック

1938年。第一次世界大戦が終わって、第二次世界大戦直前のオーストリアでの実話に基づいたミュージカル。名曲の数々に心踊らされ、マリアの愛に励まされる作品です。

[大まかなあらすじ]

歌が大好きなマリアは、修道院にいましたが、妻を亡くしたトラップ大佐家の子供の家庭教師に任命されます。子供たちやトラップ大佐との仲を育み絆も結んだマリアですが、オーストリアはナチスドイツに併合され、「第三帝国」が成立していきます。反ナチス派の大佐は、マリアや子供たちとスイスへ亡命することを決意します。

激動の中を生きたトラップファミリーを描いた本作。名曲の数々に心踊らされ、マリアの愛に励まされる作品です。子供たちも元気で可愛らしいのでお勧め!

↓映画『サウンド・オブ・ミュージック』
https://eiga.com/movie/44737/

↓劇団四季『サウンド・オブ・ミュージック』
https://www.shiki.jp/applause/sound/

2.シェルブールの雨傘

1957年のフランスのお洒落な雰囲気が漂う、しっとりと心に残る美しいミュージカル。主題歌が映画の雰囲気にピッタリで流れるたびに感動させられます。カラフルな色彩に心が躍る人も多いはず!雨の日に家の中でゆったり観たくなるような作品です。

[大まかなあらすじ]

1957年。アルジェリア戦争中のノルマンディーの港町シェルブール。ギイとジュヌヴィエーヴは若いカップルで深く愛し合っています。これからもずっと一緒に生き続けたいと願っていた2人ですが、ギイに徴兵令状が来たことから、2人の運命が大きく変わっていきます。

↓映画『シェルブールの雨傘』
https://eiga.com/movie/54203/

↓舞台『シェルブールの雨傘』
https://ticket-news.pia.jp/pia/news_image.do?newsCd=200909100008&imageCd=0

3.ミスサイゴン

涙溢れる名曲とダイナミックな演出、戦時中の独特な世界観に心奪われる作品。 観た後は心にグッと来るものがあるはずです。キムが歌う『命をあげよう』は鳥肌もの!

[大まかなあらすじ]

1970年代のベトナム戦争末期。戦争で独りぼっちになってしまったキムは、ベトナム人のエンジニアが経営するキャバレーでアメリカ兵クリスと出会います。2人は愛し合い夜を共にしますが、サイゴン陥落の困難の中2人は引き裂かれてしまいます。その後クリスはアメリカでエレンと結婚しますが、キムはクリスとの子をお腹に宿し、彼が迎えに来てくれるのを健気に待ち続けます。クリスは友人の情報でキムに子供が生まれたことを知り、妻のエレンと一緒にバンコクにいるキムの元に行きます。そこでキムは、息子タムのためにある決断をします。

↓東宝ミュージカル『ミスサイゴン』
https://www.tohostage.com/miss_saigon/index.html

↓『ミスサイゴン』予告
https://youtu.be/DvHo2I1cpYY

4.パリの恋人

直向きに夢を追う戦後の若者たちの苦悩や複雑な心情に心が動かされる物語。ダンスも素晴らしいので、踊りを観るのが好きな方にもお勧めです!

[大まかなあらすじ]

第二次世界大戦直後のパリ。軍から戻り画家としての夢を追い始めるジェリーは街でバレリーナのリズに一目ぼれします。その後、スケッチを描くために訪れたバレエ教室でジェリーとリズは再会。ジェリーと一緒にいた親友アダムも彼女のダンスに魅了され恋に落ちてしまいます。そしてなんと、ジェリーとアダムは知りませんでしたが、二人の友達アンリもリズを愛していました。三人の男性から愛されたリズには、戦争の中でアンリに助けられたことがあり、アンリへの恩もあります。知らない世界を持つ画家ジェリーに惹かれる気持ちに戸惑いながらもリズは前に進もうとします。

↓映画『パリのアメリカ人』
https://eiga.com/movie/95465/

↓劇団四季『パリのアメリカ人』
https://www.shiki.jp/applause/aaip/story/

5.ひめゆりの塔

昔からミュージカル座で愛される名作ミュージカル。観終わった後は大きな学びがある、誰もが泣いてしまう作品です。戦時中の少女たちの一生懸命生きようとする姿に感動させられます

[大まかなあらすじ]

太平洋戦争末期の沖縄。アメリカ兵が上陸してこようとしている中、沖縄師範学校女子部の生徒キミは、愛する沖縄が戦場になっていくことを嘆き悲しみます。家族のもとに帰るか、学校に残って日本のために戦うかの選択を迫られるキミたち。彼女たちは、戦争で傷ついた兵士の看護をするという役目で共に戦うことになりますが、辿り着いた先は、まさに生き地獄でした。傷ついた人達のために必死に働く学徒隊ですが、食料運びへ出かけたクラスメイトの死により病院を非難しなければいけなくなります。アメリカ兵が迫る中、彼女たちは安全な場所を目指して進みます。

↓ミュージカル『ひめゆりの塔』
https://musical-za.co.jp/stage/himeyuri2023/

↓映画『ひめゆりの塔』
https://eiga.com/movie/39081/

6.ベルサイユの薔薇

フランス革命の実在する人物と架空のキャラクターを混ぜ合わせた、愛され続けている物語。キャラクターの魅力も、華やかさも、切なさもどれに魅了される。宝塚では代表的な人気作となっています。

[大まかなあらすじ]

18世紀のフランス。ハプスブルグ家から嫁いで皇太子妃になったマリー・アントワネットの護衛をすることになった男装麗人のオスカル。オスカルは美しく人望のある、勇敢な女性でした。オスカルを傍で見守るのは、幼馴染のアンドレ。そして、マリー・アントワネットが初めて心から愛した男性フェルゼンや、オスカルを心から慕う心優しい娘ロザリー。時代が大きく変わっていく中で、それぞれの登場人物達はドラマチックに一生懸命生きていきます。

↓宝塚『ベルサイユの薔薇』
https://kageki.hankyu.co.jp/versailles/

7.レミゼラブル

それぞれの人物が時代の中で翻弄されながら必死に生きる物語。名曲にストーリー、演出、全てに大号泣の大作です。映画版も舞台版もとってもお勧め!

[大まかなあらすじ]

1796年。フランス革命がおこる中、ジャン・バルジャンはパンを盗んで投獄されます。仮釈放されたバルジャンは、助けてくれた司教に影響され心を正し、名前を隠して、周りから信頼される市長となります。そんな中で出会った美しい女性ファンティーヌ。彼女は隠し子がいるにも関わらず、誤解で職場を首になります。悲劇へと向かうファンティーヌを救おうとバルジャンは彼女の子供コゼットを守ってみせると誓います。しかし、名前を隠して投獄から逃げるバルジャンは、正義感の強い警官ジャベールに追われます。そんな中、コゼットと恋をしたマリウスは仲間たちと政府に立ち向かうことになります。

↓映画版『レミゼラブル』
https://eiga.com/movie/77186/

↓舞台版『レミゼラブル』
https://www.tohostage.com/lesmiserables/

8.南太平洋

アカデミー賞も受賞した、古くから愛される名作ミュージカルです
踊りはありませんが、音楽が魅力的で美しいので、お勧めです!

[大まかなあらすじ]

太平洋戦争真っ只中の南太平洋にある島の話。日本とアメリカ軍が争い悲劇に向かう中、海軍の看護師ネリーと島に住むフランス人のエミール、ジョセフと島の土産物屋メリーの娘リアットの恋愛模様が描かれる。

まとめ

切なく深い、戦時中のミュージカル。戦争を経験していない私たちにとっては、とても大切な作品ですよね。これからも長く、戦争の事実を伝え続けて欲しいです。早く世界から戦争がなくなりますように。今回戦時中のストーリーを書いたり、映画を見直してみて、改めてそう思いました。どれも名作ばかりなので、是非観てみて下さい!

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