よく通る表現しやすい声を出すためには口の形が重要!ミュージカルのボイスレッスンレポート

先日行ってきたミュージカルのボイスレッスンで学んだ、
口の形について書いていきたいと思います!

「声って、口の開け方によってこんなに変わるんだ!」
と目から鱗だった今回のレッスン。

物理的に、声が最後に通るのが口だから、口の形が大切なのは当たり前なのかもしれない!
と、強く思いました。 

ミュージカルで声を出す時や歌う時に、よく通って表現しやすい声を出すためには、口を大きく開けることがまず大事。でもただ大きく口を開ければ良い訳じゃない。

その大切な部分を詳しく書いていきたいと思います!

目次

発声する時に大事な口の形 3選

1. 舌の位置を変える!

まず大切なのは、舌に力を入れないことと、舌の位置です。
力が入って舌が上がってしまったり、奥に引っ込んでしまったりする状態だと、声が出る妨げになってしまいます。
舌の力を抜いたら、舌を下前歯の裏に突けて、口の中の後ろに空間をつくります。
(専門的にいうと、軟口蓋を上げます)

ということでした。
これ、してみるとビックリ。
舌が舌にあることで口の中の空間が広がって、自然とスカーンと声が出るのです。
「高い声が出ない」とか、「ずり上げてしゃくってしまう」という問題が舌の力が抜けることで改善していく。

慣れないうちは、舌を出した状態で発声するのも良いそう。
まずは鏡を見ながらでも舌の位置を気を付ける。
大切だそうです!

2. あごの力を抜くこと。

次は、あごの力みを取ります。意外とプロの人でも多いらしい、あごの力問題。
あごに力を入れることで音程を取ろうとしたり、高い音を出そうとしたり、表現しようとしたり。それがいつの間にかクセになってしまっていて、取るのが大変という人は多いそう。

あごに力が入ってしまっていると、パーンという伸びやかな声が出せず、しゃくりあげたような、力んだ状態で歌っていくことになってしまいます。
特にミュージカルは、ずり上げたりしゃくったりするのではなく、聞き取りやすい伸びやかな、どこまでも自由に表現できる声でいたいものです。

普段あごを使っている人は、最初は音程が不安定になることもありますが、あごに力を抜くことで声が断然変わるし、お腹を使えるようになります。

あごの力が入っている時は、入っていない時と見た目が全く違うので、鏡を見て確認しながら歌ってみるのもあり!
私は、あごに力が入らなくなってしまった人だと思ってやったら上手くいきました。

そうするとビックリ!
声がまっすぐ出ていく。普段出ないような高い音でも出ていくようになる!
あごの力が使えない分腹筋を使うので、とても疲れますが。笑

3. 口を大きく開けること!(注意あり)

舌の力とあごの力を抜いたら、後は口を大きく開けることが大切
でも顎がガコッと行くところまで開けてはダメ。
下を開けるというより、上を開ける(軟口蓋を上げる)イメージ。上の歯は見えるけど、舌の歯は見えません。私の感覚だと、口の中に手を突っ込まれて、頭を上に持ち上げられている感じ。

下口は開けようと頑張ってもいないしダラダラの状態です。
よく歌手の人などは口の中が見えるくらい口を大きく開けていますが、声を響かせるためなのだなと思いました。

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まとめ

舌の力を抜いて、あごの力を抜いて、口の中を大きく開ける。
それをするだけで、声に響き、大きさ、のびやかさが変わります。
逆にそれが出来ないと、どんなに腹筋を使っても最後にでる場所の形が悪いので固い声になってしまう。身体って、楽器だなと実感します。
口の形がどんなに大切か気づかされたレッスンでした。

今回習った先生の教え子さんたちは、みんな透き通っていてキラキラしている声なので、その理由が分かった気がしてうれしくなりました♪

今度は息の通り道についても書いていきたいと思います!

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