ブロードウェイミュージカル『ウエスト・サイド・ストーリー』来日公演の魅力4選 (東急シアターオーブ)

7月5日~23日に東急シアターオーブで公演されていた、『ウエスト・サイド・ストーリー』を観てきました♪

もう何度観たか分からない、私が一番好きなミュージカル作品。
歌もダンスもお芝居も、パワフルで毎回感動してしまいます!

今回もワクワクしながら、その魅力を堪能してきました!
同じ作品でも、国や表現する場所によって見え方や魅力が変わってくるのが面白いところ。

日本には日本の、来日には来日の良さがあると思いました♪

目次

〔作品概要〕

作品名
『WEST SIDE STORY』

作品詳細
ブロードウェイのミュージカル作品。
2012年に、東急シアターオーブのオープニングを飾り、今回再来日した。
数々の名作を生み出したジェローム・ロビンス(原案・振付・演出)と作曲家レナード・バーンスタインのスタイルが尊重されつつもニューバージョンで公演された。

演出
ロニー・プライス

キャスト
〔トニー〕 ジェイドン・ウェブスター
〔マリア〕 メラニー・シエラ
〔アニタ〕 キラ・ソルチェ
〔ベルナルド〕 アントニー・サンチェス
〔リフ〕 タイラー・ハーレイ

あらすじ

1950年代後半、ニューヨークのウエストサイド。夢や成功を求めてやってきた移民族が多く暮らすようになっていたこの地区では、移民してきた不良グループシャーク団と、元から暮らしていた不良グループジェット団が対立していた。
そんな中、ジェット団のリーダーリフの親友であり元ジェット団のトニーは、シャーク団のリーダーベルナルドの妹マリアと恋に落ちてしまう。2人はグループ同士の仲が解決することを望むが…

ブロードウェイ・ミュージカル「ウエスト・サイド・ストーリー」

作品を観た感想、魅力4選♪

今まで、映画や舞台で色々なウエスト・サイド・ストーリーを観ましたが、今回のバージョンで感じた魅力は今までと違う、新しいものでした。
今回観て感じた魅力、感想を書いていきたいと思います!

1. 歌唱力が圧倒的で大感動!

一番驚いたのは、役者さん達の歌の上手さです。頭を1つ抜けたような透き通った歌声が何よりも圧倒的でした
特に感動したのは、マリア役のメラニー・シエラさんの歌。メラニー・シエラさんは、『イントゥーザ・ウッズ』や『マンマ・ミーア!』、『レ・ミゼラブル』など数々の名作に出演している女優さんです。ささやくバラードも、『Tonight』の最後のような高音も、力強い声でアニタと言い合いをする『A Boy Like That』もお手の物。声だけでもずば抜けていて驚かされました。
やはり、トニーとマリアは毎回歌が上手な方が選ばれているなと実感。
トニー役のジェイドン・ウェブスターさんの『Maria』も、ファルセットが綺麗でとても印象的でした♪

2. 期待に応える名曲ナンバーにうっとり

今回嬉しかったのが、ウエスト・サイド・ストーリーの名曲や振り付け、演出などが、元のものの良さが尊重されたような演出だったということです。
ファンであれば、待ち望んでいる名シーンや、振り付け、名曲などがキチンと尊重されて出てくるから、原作の良さが残されていて嬉しい。
初めて観る人も、昔からの名作ウエスト・サイド・ストーリーの魅力を存分に感じられると思いました。
ただ個人的には、『Gee, Officer Krupke』の楽曲順は、1961年の映画バージョンのように決闘前に歌われる方が好きです。舞台版のだと決闘後にこの歌が歌われるのですが、大事件の後なのに曲調が明るいためかリフの事を無視しているように思えるからです。ただ、事件があって狂ってしまっているようにも見えるから、それが痛々しさを増幅させていて良いのかもしれません。

3. 舞台装置に見応えがある

ウエスト・サイド・ストーリーでは建物の舞台装置が大きいことが多いので、今回はそこも楽しみにしていました。期待通り、高くて動く建設物が出てきて、シーンが変わるごとにその景色が変わっていくところが面白かったです。限られた空間の中で、一つの場所を違う場所に見せていくというのは難しいことだと思います。役者さんがはける際に自ら建物を動かして場面転換をしたり、奥行きがある舞台装置の配置で立体感が出されていたり。
観ていてワクワクしました♪

4. シアターオーブの魅力

少し作品の話とはずれてしまいますが、私的に、今回改めて東急シアターオーブの観やすさに魅力を感じました。あまり前の方でなくても、適度な高低差があるから観やすくて助かる!
また、11階でガラス張りになっているので、休憩時間や始まる前も景色が良くうっとりとします。「良い舞台を観にきたな」という気持ちにさせて貰えるような劇場。
シャンパンやおつまみなんかも売っているので、優雅で高級な気分にもなってしまう。改めて、好きな劇場だなと思いました♪
上の方の席は階段を登るので、ギリギリに行くと大変なこともありますが、笑
綺麗で高級感があって、素敵なシアターオーブ。来日公演はシアターオーブで公演される事が多いので、またここで海外の作品など観たいです!

まとめ

長く愛されるウエスト・サイド・ストーリー。来日公演は、人種や言語も本場に近いので、とてもリアルに感じながら観ることが出来ました♪
日本版や映画もまた観たくなってきたので、これからも何回でも観ていこうと思いました!笑
この作品を観るといつも、人と人が尊重し合えるようになれ!と強く思わされます。これからも観続けたい貴重な作品です♪

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