最近、山崎育三郎さん主演のミュージカル『ファインディング・ネバーランド』を観てきました!
大人気ディズニーアニメ『ピーターパン』が作られた際の秘話を描いた本作。
ブロードウェイでも人気で、2017年に日本で来日公演もされました。
映画版はジョニーデップさんが主演を演じているそう!
初めて観た作品だったのですが、思っていた物語とは全く違う、最高にハートフルで、優しくて、じんわり心に響く物語でした。ミュージカルが好きな方は、是非見てほしい!!
演者さん方も、物語も、歌も、ナンバーも最高だった本作…!
その魅力をお伝えしていきます!
作品概要
台本 ジェームズ・グラハム
作曲・作詞 ゲイリー・バーロウ&エリオット・ケネディ
翻訳・演出 小山ゆうな
訳詞 高橋亜子
音楽監督 小澤時史
山崎育三郎、濱田めぐみ、武田真治、夢咲ねね、杜けあき、遠山裕介、廣川三憲、星智也、家塚敦子、石川 剛、伊藤かの子、榎本成志、大久保芽依、工藤 彩、塩川ちひろ、永松 樹、福島玖宇也、MAOTO、ルイス魅麗セーラ 、越永健太郎、ポピエルマレック健太朗、生出真太郎、豊田侑泉、小野桜介、長谷川悠大、奥田奏太、谷慶人
あらすじ
19世紀後半のイギリス。劇作家バリ(山崎育三郎)は、新しい戯曲を作れず悩んでいる時に、未亡人で4人の子供(ジョージ、ジャック、ピーター、マイケル)を持つシルヴィアと公園で出会う。
シルヴィアや子供たちとよく遊ぶようになったバリは、純粋な心で楽しむ気持ちを思い出し、子供にも喜んでもらえるようなファンタジー作品を作りたいと思うようになる。しかし想像を膨らませて語るバリに対して、妻のメアリー(夢咲ねね)や劇場主のフローマン(武田真治)、劇団員たちは猛反対。シルヴィアの三男ピーターは、父を亡くしたことで純粋な心を封じ、大人になろうとしていた。そんなピーターとバリは仲を深めお互い心を開いていく。
ミュージカル『ファインディング・ネバーランド』の魅力3選
1. 優しさが輝く
この作品、言葉にするのが難しいくらいの素敵で溢れていました。
バリさんも、シルヴィアも、子供たちも、みんな優しい。寂しさや苦しみを持ちながらも一生懸命にキラキラと生きる姿に感動しました。
無邪気な子供たちが本当に子供らしくて愛おしいし、それを見守る大人たちも眼差しも素敵だった。この作品で感じた、心にじんわり来る純粋な温かさをこれからも大切にしていきたいなと思いました。大人になると、仕事という意識が強くなって楽しめなくなったり、我慢しすぎて苦しくなってしまったり、想像することをやめてしまったり。
そんな時にまた観たい作品です。
2. ナンバーが魅力的!
とにかく、どのナンバーも最高でした!ミュージカルらしくて面白い振り付け、幻想的で繊細な舞台演出。遊園地のようなワクワクする歌も、ロマンティックな歌も、切ないバラードも。それこそ、想像力が豊かな方々が生み出すこの作品ならではの世界観で溢れていた!
バリさんとシルヴィアが2人で歌うシーンでの影での演出は、とてもロマンティックで感動した。気付いたらポロポロ泣いてしまっているような、心の響くナンバーだらけでした。
3. 観ていて飽きない表現力!
山崎育三郎さんのお芝居を生で観たのは初めてだったのですが、包み込むような包容力がにじみ出ていてほっこりさせられました。そして、濱田めぐみさんの歌唱力やキラキラとした無邪気さ、切ないお芝居も最高に素敵。一人ひとりの人間味あふれるキャラクターが魅力的でした。また、ウエイトレスや乳母、海賊たちなどの表情がコミカル!
子供たちの素直な表現も、ワンちゃんの面白さも。それぞれ個性的で面白くて、目がいくつあっても足りないような作品でした♪
まとめ
ピーターパンが好きな人も、あまり知らない人でも。
今を生きる沢山の人の宝物になりそうな、純粋で温かな作品でした。
言葉にするのがもったいないような素敵な作品。また観に行きたいです。