ギターを買ったばかりの人が最初に感じる悩みは、「何から練習すればいいのか分からない」ということ。
実はこの“最初の迷子状態”こそ、挫折を生む一番の原因です。
今回紹介するのは、YouTubeで人気のギター講師 「かずき／ギターのある暮らし」 さんによる、初心者向けレッスン動画。
「ギターを手に入れてから最初にやるべきこと」を、順番どおり丁寧に解説してくれています。
この記事では動画の内容をわかりやすく整理しつつ、初心者がつまずきやすいポイントや補足解説も加えて紹介します。
これからギターを始める人は、この記事とあわせて動画を見ることで、挫折しにくい最適ルートで練習を進められるはずです。
① ギターを構える前に必ずやること ― “チューニング”が命
動画でも最初に強調されていたのが チューニングの重要性。
ギターは弦楽器なので、ほんの少しのズレでも音が不安定になります。
どれだけ上手に弾いても、チューニングが狂っていたら一瞬で台無しです。
初心者はチューナーの使い方に戸惑いがちですが、かずきさんは「最初に正しい音を耳に覚えさせることが大事」と語っています。
特にアコギは湿度や温度でも音が変わりやすいので、練習前のチューニングは必須です。
※動画内では別のチューニング解説動画が案内されていて、より詳しい操作方法も知ることができます。
② ピックの持ち方だけで練習効率が激変する
次のステップは ピックの正しい持ち方。
初心者がやりがちなミスは、
- ピックを握りしめてしまう
- 指の角度が合っておらず弦にひっかかりやすい
- 手首ではなく腕全体が固まっている
といったもの。
動画では“Cの形を作るように指を丸めて持つ”という説明がとても分かりやすく、
右手の動きが安定するとストローク（弦をジャカジャカ弾く動き）が一気に楽になります。
弦を 軽い力で撫でるように 弾けると、それだけで初心者脱出が近づきます。
③ 最初に覚えるべき２つのコード ― たったこれだけで弾ける実感が湧く
動画で最初に練習するコードは 「Esus2（イーサス2）」と「E」 の２つ。
選ばれている理由は、
- 指の形がシンプル
- 押さえるポジションが近く、コードチェンジが簡単
- 初心者でも響きがキレイに出やすい
- 多くの曲で使われる
という点。
初心者が「音が鳴らない…」と悩むのは、指が寝て弦をミュートしてしまっているのが主な原因です。
動画では、**「指を立てる」「フレットの近くを押さえる」**という基本のコツも丁寧に解説されており、ここを意識するだけで音のクリアさが大きく変わります。
④ リズムをつけて“ギターを弾いている感”を味わおう
コードが鳴らせるようになったら、次はストロークへ。
動画では「ダウン→アップ→ダウン→アップ→最後にジャーン」という基本パターンで練習しており、
初心者でも“曲を弾いている感”が一気に増す瞬間です。
特に大切なのは、
- 肘から腕を大きく動かす
- 力を抜いてリラックスする
- ピックを落としても気にしない
という点。
最初はぎこちなくても大丈夫。動きのパターンが身体に入ってくると、自然なリズムで弾けるようになります。
⑤ 最後の大きな壁 ― コードチェンジ
初心者が最も苦戦するのが コードの切り替え（コードチェンジ）。
動画では、Esus2 と E を「ジャーンと伸ばしている間に指を移動させる」練習法が紹介されています。
ポイントは、
- 最短距離で指を動かす
- 離しすぎず、指を“浮かせる程度”にする
- 音が多少鳴らなくても気にしすぎない
ということ。
毎日短時間でも続けることで、ある日突然スムーズにつながるようになります。
⑥ 次のステップ ― 初心者向けコードを増やそう
動画の最後では「初心者が最初に覚えるべき5つのコード」動画へ誘導があり、
ここまで本記事の練習ができた人なら次のステップとして最適です。
コードが5〜6種類弾けるようになると、弾ける曲が一気に増えます。
▼ 元動画はこちら
ギター初心者は絶対に見ておくべき内容です。
実際の手元の動きがとても分かりやすいので、ぜひ合わせてチェックしてみてください。
【まとめ】“順番”を守ればギターは挫折しない
ギターは最初の1ヶ月が一番苦しいと言われます。
でも今回紹介した動画のように、
チューニング → ピック → コード → ストローク → コードチェンジ
という順番で進めると、驚くほどスムーズに上達します。ギターは「できそうでできない」を積み重ねることで楽しくなる楽器。
本記事の内容と動画を活用して、ぜひ“挫折しないスタートダッシュ”を切ってください。