今回は、子供から大人まで、幅広く愛されるミュージカル「アラジン」についてご紹介します!
2014年3月にブロードウェイで上映された、本作品。
日本の劇団四季では2015年5月に初上映されました。
今でも人気であり続ける本作の魅力をお伝えします!
あらすじ
アグラバーの下町に住む青年アラジンは、貧しさから仲間たちと盗みを繰り返す日々を送っていました。
そんな中アラジンは、王宮を抜け出し市場へ訪れたジャスミン王妃に恋をします。もう一度ジャスミンに会いたいアラジンですが、貧しい彼は王妃に会いに行くことが出来ません。そんな時、ひょんなことから魔法のランプを手に入れたアラジン。ランプからは、ランプの魔人ジーニーが出てきます。ジーニーが叶えてくれる願いは3つまで。最初のお願いで、アラジンはジーニーに自分を王子に変えて貰い、ジャスミンに会いに行きます…。
劇団四季「アラジン」の魅力3選
- 徹底的に観客を楽しませるエンターテイメント性
- 観客を驚かせるステージ美術
- 名曲の数々に大感激
1. 徹底的に観客を楽しませるエンターテイメント
ミュージカル版のアラジンで特に大事な役割を担っているのが、ランプの魔人ジーニーです。
華やかな衣装をきたジーニーが、ハイテンションな言動で観客の笑いを誘い、圧倒的な歌とダンスで強烈な存在感を放ちます。
このジーニーの効果で、アドベンチャー色の強い映画版アラジンが、ミュージカルらしくエンターテイメントに特化された出来上がりになっているのです!
私が観に行った時のジーニー役は、オペラの世界でも活躍されていた、瀧山久志さんでした。
観客に話しかける姿はまさにジーニー!
面白すぎて、つい笑ってしまうし、さらっと歌う歌が上手すぎ。
小さな子供たちのことも虜にしていました。
下記、瀧山久志さんのジーニーです↓
また、映画版ではアブー(サル)が役割を担っていたアラジンの親友の役割を、舞台版では三人トリオのカシームとオマールとバブカックが担っていて、3人の息のそろったコントのように面白いパフォーマンスが舞台をさらに盛り上げていました。
思いきり笑いたい!
という方にはこの作品が1番のお勧めです!
2.観客を驚かせるステージ美術
まず誰もが驚くのは、空飛ぶ魔法の絨毯です。
私も、観る前からずっと気になっていたのですが、観てびっくり。
本当にアラジンとジャスミが、飛んでいました!(語彙力…。)
取材の特集を観たら、初めて魔法の絨毯で上手く飛べた時、俳優の方も、スタッフの方々も感動して涙を流してしまったらしい…。
それだけ、お客さんを夢の世界に導けるように沢山の方々が協力して作り上げたのですのだと思うとジーンとしてしまいます。
そんな沢山の想いが詰まった魔法の絨毯が登場する代表的なシーン「ア・ホール・ニュー・ワールド」は、美しいバラードとロマンチックな舞台装置で夢のような場面になっていました…!
また、エキゾチックな衣装や小道具も見どころ。
見ているだけで、本当に、異世界体験をすることが出来ます!
3.名曲の数々に大感激
アラジンの楽曲を担当したのは、「リトルマーメイド」、「美女と野獣」でもお馴染み、アラン・メンケンです。
アカデミー賞で、作曲賞を受賞した「ア・ホール・ニュー・ワールド」はもちろんのこと、最大のビックナンバー「フレンド・ライク・ミー」は、圧巻でした!
ジャズ、ラップ、ラテン、バラード、タップなど、様々なジャンルの音楽に合わせて歌って踊って喋るジーニー。
歌とダンスにとどまらずマジックまで披露していました。もう、観客はサーカスでも見ているような気分…。
それに対してしっとりと聴かせるのが、舞台版で追加された曲「自慢の息子」です。
この曲で映画では知らなかったアラジンの強い想いを知ることが出来て、その健気さに感動します。
また、私が大好きな曲「壁の向こうへ」もおすすめ。
こちらも舞台版で追加された曲ですが、自由になりたいジャスミンと侍女たちの掛け合いがとても素敵なハーモニーになっています。
まとめ
名曲の数々や、圧倒的なエンターテイメント性を誇る劇団四季の「アラジン」。
笑いたい人にも感動したい人にもおすすめの作品です。
今回は、誰からも愛される劇団四季作品、「アラジン」をご紹介しました。日常から離れ、ファンタジーな世界に連れて行ってくれるディズニーミュージカルは最高ですよね!
私は、観る前のワクワク感も、観た後の余韻も大好きです。
次回はみんな大好き、「リトルマーメイド」をご紹介します!
お楽しみに!