おすすめの電子ドラム3選!初心者向けのモデルや選び方、電子ドラムの魅力についても解説

自宅でドラムを練習したいけれど、自宅では大きな音を出すことができない方や、ドラムセットを設置するスペースがないという方も少なくありません。そんな悩みを解決してくれるのが、コンパクトで静音性に優れた電子ドラムです。

しかし、電子ドラムはさまざまなメーカーから発売されているため、「どうやって自分に合う電子ドラムを選べばいいのか分からない」方も多いのではないでしょうか。そこで、本記事では電子ドラムの基礎知識や魅力、初心者にもおすすめできる電子ドラムや選ぶ際のポイントなどについて、詳しく解説していきます。

目次

電子ドラムとは

電子ドラムとは、ドラムセットの代用品として作られた電子打楽器です。電子ドラムに対し、実際のドラムセットは「アコースティックドラム」や「生ドラム」と呼ばれています。

電子ドラムはパッドを叩くことでセンサーが振動を感知して、振動を電気信号に変換することで内蔵されたドラムの音を出す仕組みです。アコースティックドラムとは違った音も出すことができ、電子ドラム独特の表現をするために使用されるケースもあります。

また、電子ドラムはそのまま叩いても音が出ないため、ヘッドホンや外部スピーカーに接続して演奏します。アコースティックドラムと同じ叩き方で演奏できますが、全く同じ打感というわけではないため、慣れるまで少し時間が必要な方もいるかもしれません。

電子ドラムは1970年代に開発されましたが、当時は非常に高価であり、一般家庭への普及は進みませんでした。しかし、現在では技術革新によってコストダウンに成功し、さまざまなメーカーから電子ドラムが発売されています。後述する電子ドラムの選び方も参考にしながら、自分に合う電子ドラムを探してみてください。

電子ドラムの魅力

・ヘッドホンを接続すれば静かに練習できる

電子ドラムは外部スピーカーに接続して音を出すため、ヘッドホンを使用すれば音量を抑えることが可能です。ドラムは、毎日継続して練習することが重要ですが、夜間に自宅でドラムを叩くのは近所迷惑になるという方もいるでしょう。電子ドラムであれば音量を抑えることができるため、自宅でドラムの練習をしたい方にとって大きな魅力といえます。

ただし、電子ドラムを叩く時に全く音が出ないというわけではありません。パッドの素材やキックペダルの種類によって、電子ドラムを叩いた時に発生する振動の大きさは異なります。叩き方によって個人差はありますが、どれくらいの音や振動が生じるのか購入前に確認しておきましょう。

・省スペースで設置可能

多くの電子ドラムは、アコースティックドラムと比較してコンパクトな設計になっています。そのため、設置スペースの問題で自宅にドラムセットを置くことができない方でも、電子ドラムであれば設置できる場合があります。また、折り畳み式のモデルも発売されており、使用しない時はコンパクトに収納することも可能です。

・さまざまな機能が搭載されている

電子ドラムは、アコースティックドラムにはない機能が多く搭載されています。音量の調整はもちろん、好きな音色に変更したり、スマートフォンやPCを接続して好きな音源を流しながら練習したりすることも可能です。練習をサポートする機能が搭載されていることもあり、初心者の方にも魅力的なポイントといえるでしょう。

電子ドラムの選び方

・パッドに使われている素材で選ぶ

電子ドラムのパッドに使用される素材は、メーカーやモデルによって異なります。比較的リーズナブルな電子ドラムのパッドにはゴムが使われることが多く、耐久性の高さが魅力です。しかし、ゴムパッドは振動が響きやすいため、他の素材と比べて静音性は劣ります。また、叩いた時の跳ね返りが強いため、アコースティックドラムに近い打感のモデルを探している方は注意が必要です。

アコースティックドラムに近い打感の電子ドラムを求めている方は、メッシュパッドシリコンパッドを使用しているモデルがおすすめです。ゴムパッドと比較して叩いた時の振動も響きにくく、自宅で大きな音を出すことができないという方にも向いています。ゴムパッドよりも価格は高価になりますが、気になる方はぜひチェックしてみてください。

・予算で選ぶ

電子ドラムは、使用されている素材や搭載されている機能などによって価格帯が異なります。2万円程度から購入できる電子ドラムもありますが、安価なモデルは音色のクオリティが低かったり、叩いた時の反応が鈍かったりする場合もあるため注意が必要です。

そのため、これからしっかり練習していきたい初心者の方は、3~5万円程度のモデルのものから選びましょう。まずは予算を決め、そのなかで自分に合う電子ドラムを検討してみてください。

・サイズで選ぶ

電子ドラムは、アコースティックドラムに比べてコンパクトな設計になっていることが多いですが、ある程度の設置スペースは必要です。そのため、余裕を持った設置スペースを確保できないという方は、電子ドラムのサイズにも注意する必要があります。

また、電子ドラムのなかには折り畳んで収納できるタイプもあります。購入した電子ドラムが満足に設置できるように、サイズは事前に確認しておきましょう

・キックペダルのタイプで選ぶ

バスドラムを叩くキックペダルにも種類がありますが、それぞれにメリット・デメリットがあります。まず、ドラムペダルタイプの場合、アコースティックドラムと同じ感覚で練習することが可能です。しかし、バスドラムを叩いた時の振動が大きくなるため、できる限り音量を抑えたいという方には不向きといえるでしょう。

一方、静音性を求めている方にはスイッチタイプのペダルを使用しているモデルがおすすめです。バスドラムを叩くビーターがついておらず、スイッチを踏むだけで音を出すことができます。ただし、アコースティックドラムのキックペダルとは仕様が異なるため、リアルな感覚を求めている方は注意が必要です。

・機能性で選ぶ

電子ドラムには、モデルによってさまざまな機能が搭載されています。アコースティックドラムに近い感覚で練習したい方は、シンバルをミュートできるチョーク機能や、スネアドラムのリムを叩けるリムショット機能などが搭載されているモデルを選ぶといいでしょう。

また、練習をサポートしてくれるトレーニング機能が搭載されていれば、初心者の方も効率良く練習することが可能です。自分の上達度を確認できる採点機能が搭載されているモデルなどもあるため、どんな機能が必要か確認しておくことをおすすめします。

おすすめの電子ドラム3選

※以下の掲載情報は2023年12月時点のものです。

・YAMAHA「DTX402KS」

YAMAHADTX402KS」は、YAMAHAのアコースティックドラムの音をサンプリングすることで、リアルな音質を再現した電子ドラムです。アコースティックなサウンドだけでなく、エレクトリックなサウンドにも幅広く対応しています。コンパクトな設計になっており、角度や高さの調整もできるため、子どもにもおすすめのモデルです。

また、トレーニング機能が10種類搭載されており、初心者の方をサポートする機能も充実しています。「DTX402 Touch」という専用アプリを使用すれば、スマートフォンに練習曲の楽譜を表示したり、採点結果を確認したりすることも可能です。楽しみながら練習を継続できる機能が多数搭載されているため、初心者の方にもおすすめできる電子ドラムといえるでしょう。

・Alesis「Nitro Mesh Kit」

限りなくアコースティックドラムに近い打感を求めて開発されたのが、独自のメッシュパッドを採用したAlesisNitro Mesh Kit」です。メッシュパッドは静音性に優れており、価格も比較的リーズナブルであるため、初心者の方にもおすすめの電子ドラムとなっています。

また、385種類のサウンドや60種類のガイドソング、40種類のドラムキットが内蔵されており、練習用の機能も充実しています。MP3プレイヤーを接続して音源を聴きながら練習したり、録音したりすることもできるため、コストパフォーマンスの高い電子ドラムといえるでしょう。

・Roland「V-Drums TD-07KV」

RolandV-Drums TD-07KV」は、パッドにダブルメッシュ素材を採用し、アコースティックドラムのような打感の再現や、静音性に優れた電子ドラムです。TD-07シリーズは、人気メーカーであるRolandのなかでも特に人気のあるシリーズのため、品質や機能性にこだわりたい方におすすめです。

25種類のプリセットや143種類の音色を内蔵し、自分好みの音作りを行うことも可能です。また、リズム感が鍛えられるコーチモードを搭載し、パソコンに接続すれば録音も行うことができるため、上達度を確認しながら練習することができます。自宅でも充実した環境で練習したいという方は、ぜひ詳細をチェックしてみてください。

まとめ

今回は、電子ドラムに関する基礎知識や魅力、おすすめの電子ドラムや選び方などについて解説しました。電子ドラムは、パッドの素材や機能性の違いなどによって、さまざまなモデルが販売されています。

ぜひ本記事で紹介した内容を参考にしながら、自分の重視するポイントや用途を確認し、最適な電子ドラムを検討してみてください。

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