まさに衝撃的!ミュージカル「ビリー・エリオット」の魅力

今回は、私がとてつもなく衝撃を受けたミュージカルの1つ「ビリー・エリオット〜リトル・ダンサー〜」についてお話しします!

このミュージカルを初めて観たのは、2017年の7月でした。
もともと海外版の映画を観たことがありましたが、まさかこれが日本で上演されるなんて…。
しかも、私が大好きな宝塚出身の女優さん、柚木礼音さんがウィルキンソン先生役!!

いやいやそれもだけど!
本当にビリーエリオットが日本で上演されるって、凄いことだと思いました。
このミュージカルの主役ビリー少年は、どんなジャンルも、もの凄く踊れて、歌えて、演技も上手でなければいけない…
どんな風にモンスターのようなビリーを見つけるのだろう…!
そこがワクワクドキドキでした。

そんな中観に行った本作の感想、魅力をお話しして行きます!

目次

ビリー・エリオット概要

プロデューサー ティム・ビーヴァン、エリック・フェルナー
演出 スティーヴン・ダルトリー
音楽 エルトン・ジョン
脚本・作詞 スティーヴンダルトリー

あらすじ

父からボクシングを習えと言われた少年ビリーは、偶然目にしたバレエに興味を持ち、レッスンに参加します。バレエを始めてから、ボクシングの練習をサボり、こっそりバレエのレッスンに行くようになったビリーは、その才能を見出されます。家族からの反対や経済的困難の問題を超えながらも、ビリーはダンサーとして成長していきます。

観劇して、感想。

もともとダンスを観るのが大好きな私にとって、このミュージカルは大大大満足もの…!
沢山のジャンルのダンスを観ることが出来る!
Angry Dance」で怒りを爆発させながらビリーがタップを踏むシーンや、名曲「Electricity」は本当にしびれます。
大人とか子供とか考えないで観ても、少年ビリーの体力とダンス、パワーは凄い。
心の底から戦って、光っているビリーに勇気を貰います。そして、ビリーの親友マイケルや、周りの大人たちも素敵です。
彼らもこれから幸せな生活を送っていけますようにと願いたくなるラスト
沢山の衝撃で疲れ果てながらも勇気を貰ったな~!

ミュージカル「ビリー・エリオット」の魅力三選

  1. ビリーから受ける衝撃的なエレクトリシティ!
  2. どの曲も名曲!エルトン・ジョンのストーリーを生かす音楽。
  3. 歴史を感じる、リアルな舞台背景


① ビリーから受ける衝撃的なエレクトリシティ!

感想と被ってしまいますが、このミュージカルをみて誰もがまず衝撃を受けるのは、少年ビリーの圧倒的な魅力だと思います。
ビリー役の少年は、ダンスだけでも、バレエ、ヒップホップ、ジャズ、コンテンポラリーダンス、タップ、器械体操など全てのジャンルをパワフルに踊ります。そして歌に演技。ビリーの存在全ては衝撃的です。
まさにエレクトリシティ(電気)が頭から降りかかってきたかのような驚き…。
しかも、ビリーって、3時間公演の中で10分ほどしか休憩時間がないらしい…!
考えられないですよね。

かなり困難でチャレンジングなこの役。日本では、応募総数1.346名から、オーディションを通しての育成を経て最終的に5名が選ばれたらしいです。観客は少年に、想像もしていなかったとんでもないものを見せられ、それだけでただただ感動するのです。わたしもビリーのダンスを観た時は、口をあんぐり開けながら圧倒されてしまいました!!
それだけこのミュージカル、子供たちが凄い。ビリーと共に困難に立ち向かい成長し続けた少年のパワーに思わず涙が溢れてしまう。きっと、誰もがビリーにパワー勇気を貰い、励まされると思います!!

↓以下、ビリー少年たちのパフォーマンスです。

ミュージカル『ビリー・エリオット』2020版PV

②どの曲も名曲!エルトン・ジョンのストーリーを生かす音楽。

まず名曲「Electricity
この曲は、私がずっと好きな曲です。
電気のようになにかがはじけている感じ。それだけ何かに夢中になれていて、言葉に出来ない自由な感覚。それが実際に伝わってきて、自分もそうゆうことがあったなと思い出されます。ビリー少年は踊りたくて踊ってる。それに釘付けになって魅せられる、そんな一曲です!
そして、有名な曲以外のどの曲も本当に魅力的なのが本作。主張しすぎるのではないけれど物語の感情に寄り添う。そんな面白い音楽がたくさん詰まっています!
前回はストーリーに集中してみていたけれど、今度観る時には音楽に意識をむけて観に行きたいな。
「ライオン・キング」や、「アイーダ」も作曲しているエルトン・ジョンは、本当に楽しんで音楽を作っているのだろうなと思います。

③歴史を感じる、リアルな舞台背景

本作の舞台は、炭鉱ストライキ最中の1984年です。ビリーの父と兄はそんな中炭鉱夫で、ストライキに参加しています。そのため、舞台で描かれるビリーの家は暗く、食べるものがない、すたれた印象です。そんなリアルな舞台背景だからこそ、ビリーのダンスが眩しく輝くのだと思います。「アニー」でもそうだけど、暗い状況を打破するのは、子供たちの芯から湧き上がってくるエネルギーだったりしますよね!
最初は反対していた父が心を変えていくのは、まさにビリーの踊りたいという輝きに魅せられるからだと思います。
しかしこの作品でリアルなのは、ビリーはバレエで羽ばたいていきますが、炭鉱夫の父と兄はどうなるのか分からないで終わるところ。登場人物たちの幸せを願いたくなるラストなところです。私は、大変な生活はすぐに明るくなるわけではないけれど、ビリーの輝きは皆に希望を与えていくだろうなと思って観ていました。舞台背景を考えながら観れるのも、この作品の魅力です。

まとめ

普段ない、衝撃とパワーを貰えるミュージカル「ビリー・エリオット」!
まだこれからの公演情報はありませんが、また公演されると良いですよね!
だれもが、少年ビリーのように何か大好きなものを持っているはず!今は元気がなかったとしても、何か自分も挑戦してみようかな、と思えるようなきっかけをくれるミュージカルです!

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