ベース初心者におすすめの練習曲とは?初心者向けの簡単な曲や演奏する際のポイントなどを紹介

ベースの基礎が身についてきた時に「そろそろ曲の練習にチャレンジしたい」と考えても、ベース初心者に向いている曲が分からずにいる方も多いでしょう。今回はベース初心者にもおすすめできる簡単な練習曲や、演奏のポイントなどについて紹介します。

目次

ベース初心者が挑戦しやすい曲とは

・ルート弾きが中心の曲

ベース初心者でも挑戦しやすい曲の特徴として、ルート弾きが中心になっているという点があげられます。ルートとは、日本語で「根音」と呼ばれるコードの最低音のことです。

例えば、Cコードは「C(ド)・E(ミ)・G(ソ)」という3つの音で構成されていますが、Cコードのルートは最も低い音にあたる「C(ド)」ということになります。

そして、ルートを一定のリズムで演奏することをルート弾きといいます。ルート弾きは一定のリズムで弾いていきますが、ベース初心者のうちに練習しておくことで、右手のリズムを安定させることができます。また、難しい曲に出会って自分の実力では対応できない際も、ルート弾きに直すことで簡単に弾ける場合があります。

ルート弾きはベースにおいて基本となりますが、上級者も使うテクニックのひとつですしっかりと練習してマスターしておきましょう。

・コード進行が単純

ベース初心者にとって、コード進行が簡単な曲は練習に向いているといえるでしょう。コード進行がシンプルであれば、弦を押さえる左手の移動が少なくなるため、演奏の難易度は下がります。

また、複雑なテクニックを要する曲は難易度が上がります。そのため、ベース初心者は落ち着いたテンポのポップスなどから練習するのがおすすめです。ただし、近年のJ-POPには、同じメロディーラインにも関わらずコード進行が変化する曲も増えてきているため、TAB譜をしっかりと確認してから選ぶようにしましょう。

・ゆったりとしたテンポの曲

ベース初心者が練習曲を選ぶ時は、ゆったりとしたテンポの曲の選ぶのがおすすめです。同じフレーズの曲でも、テンポが速すぎると指がついていかず、演奏が雑になってしまうことがあります。また、慣れないうちは体が力んでしまい、正しいフォームで弾くことも難しく感じることも。

ゆったりとしたテンポの曲でも一概に簡単とはいえませんが、テンポがゆったりとした曲を選べば難しいフレーズがあったとしても、弾きやすく感じます。まずは余裕をもって演奏できるテンポを把握し、自分のレベルに合った曲から練習してみてください。

ベース初心者が曲を練習する際の注意点

・フォームが崩れていないか注意

ベース初心者が曲を練習する時は、正しいフォームで演奏できているか確認することも大切です。

まず、ベースを身体と平行に構えると窮屈になってしまうため、ネックを少し前に出して構えるようにしましょう。この時、ベースの12フレットが身体の中心にくるように調整するとバランスが良くなります。また、左手はあくまで弦を押さえるために使い、右手と身体でネックの角度を安定させられるように構えると、スムーズに演奏でしやすくなります。

正しいフォームを意識することで弾きやすくなり、練習の効率も上がります。練習の都度、全身鏡などでフォームを見直しながら弾いてみましょう。

・右手は弦を弾く時だけ力を入れる

ベースを弾く時は、右手は基本的にリラックスさせておき、弦を弾く時だけ力を入れるようにしましょう。初心者の方は、力んでしまいがちですが、綺麗な音を響かせるためにはリラックスさせることが大切です。

また指弾きの場合、指によって力の入り具合にバラつきがあると、音の大きさも揃わなくなってしまいます。どの指でも均等に力が入るように、意識して練習してみてください。

・左手の押さえ方に注意する

ベースで綺麗な音を出すためには、左手の押さえ方も意識しましょう。まず、フレットの真上ではなく、フレットの近くを押さえるようにしてください。フレットから離れすぎると雑音が混ざってしまうため、フレットから少しずれた位置を押さえるのがポイントです。

また、弦を押さえる際に指が立ちすぎると、うまく音を鳴らすことができません。しかし、指を寝かせすぎると他の弦も押さえてしまうため、綺麗な音が出る角度を探しながら練習しましょう。

ベース初心者におすすめの曲

・邦楽

– ONE OK ROCK「Wherever You Are」

国内外を問わず、幅広い世代から絶大な人気を誇るONE OK ROCK。名曲は数多くありますが、そのなかでも代表的なバラード曲が「Wherever You Are」です。

ゆったりとしたテンポであることに加え、ベースが登場するのは曲の2番からとなっているため、難易度は高くありません。また、基本的にルート弾きで対応することができ、少しリズムに変化がある程度なので、ベース初心者にもおすすめできる曲となっています。

RADWIMPS「いいんですか?」

RADWIMPSは名曲が多く、人気映画の主題歌なども手掛けているためチャレンジしたいと考える方も多いのではないでしょうか。中でもテンポがゆっくりで、ベース初心者にもおすすめの曲が「いいんですか?」です。メロディーラインもシンプルとなっているため、難易度はそこまで高くありません。

ただし、運指は忙しいため、身体が力まないよう演奏することが大切です。この曲をしっかりと弾けるようになれば、確実なレベルアップにつながるでしょう。

Official髭男dism「Pretender」

若い世代を中心に大人気のOfficial髭男dismですが、彼らの代表曲である「Pretender」もベース初心者におすすめの曲です。ギターのフレーズが速いので難しそうに感じるかもしれませんが、ベースはゆったりとしたテンポでルート弾きが多いため、初心者でも挑戦しやすい曲となっています。

また、この曲を演奏する際には、休符を意識することがポイントです。休符の表現は少し難しいかもしれませんが、しっかりと緩急をつけることができれば、サビの開放感に上手く繋げることができるでしょう。

・洋楽

Avril Lavigne「Sk8er Boi」

Sk8er Boi」は2002年に17歳という若さでデビューし、一世を風靡したAvril Lavigneの1stアルバムに収録されている人気曲です。自分自身もスケーターだったAvril Lavigneが、スケーターの少年に恋する女の子の気持ちを歌った曲であり、アップテンポで爽やかなメロディーが魅力となっています。

アップテンポな曲ではありますが、ルート弾きで演奏することができるため、ベース初心者の方にもおすすめの曲です。音量とリズムを一定に保てるように、意識して練習してみてください。

Red Hot Chili Peppers「DANI CALIFORNIA」

Red Hot Chili Peppersのベーシストであるフリーに憧れたことで、ベースを始めたという方も多いのではないでしょうか。常にロックシーンの先頭を走り続けているRed Hot Chili Peppersは、ロック業界や多くのベーシストに多大な影響を与え続けてきました。

2006年にリリースされた「STADIUM ARCADIUM」のオープニングナンバーを飾る「DANI CALIFORNIA」は、ベースをやるなら一度は挑戦したい名曲です。比較的シンプルな構成となっているため初心者にもおすすめできますが、独特のリズム感があるため、特徴をしっかり押さえておきましょう。

Nirvana「Smells Like Teen Spirit」

ベースに限らず、バンドの入門曲として定番となっているNirvanaSmells Like Teen Spirit」はロック史に輝く名曲です。メインリフとも呼べるベースラインは、誰しも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。

難しいテクニックはあまり使われておらず、ベース初心者の方でも挑戦しやすい曲となっています。ベースを始めるのであれば、ぜひマスターしておきたい1曲といえるでしょう。

まとめ

今回は、ベース初心者の方にもおすすめできる曲や、演奏する際のポイントなどについて解説してきました。好きな曲を弾いてみるのもいいですが、あまりに難易度が高いと挫折してしまう可能性があります。

まずは初心者向けの曲をしっかりとマスターし、少しずつ自信をつけていくことが重要です。曲選びに迷っているベース初心者の方は、今回の記事を参考にして曲の練習に挑戦してみてください。

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