こんにちは、伊藤優人です。
今回は、サトシさんが紹介していた「コードアルペジオを使った本当に効果のある練習方法」を、記事として整理してお届けします。
アルペジオは、
- 指の柔軟性
- 音のつながり
- ピッキングの精度
- コード構成の理解
このすべてを同時に鍛えられる“最強の基礎トレ”です。
ギターがうまい人で、この練習をやっていない人はいません。本気でレベルアップしたいなら必ず取り入れるべき内容です。
記事では、動画の流れに沿いながら、楽譜が読めなくても理解できるよう丁寧に構成しました。
■ アルペジオとは何か?
アルペジオとは、コードを「バラバラに1音ずつ」弾く奏法のことです。
例:Cメジャーコードを弾く場合
和音 → ジャーン
アルペジオ → ド → ミ → ソ → ド のように1音ずつ。
アルペジオ練習には大きなメリットがあります。
● 音が綺麗につながる
音を1つずつ丁寧に出すため、濁り・ノイズが激減。
● 指の形(フォーム)が整う
指を立てて押さえる感覚が身につく。
● コードの構成が自然に理解できる
“何の音を弾いているのか”を体で覚える。
ギター初心者にとっても、基礎の仕上げとしても最適です。
■ まずは基本のコード進行でアルペジオ
今回使う進行は次の4つ:
C → G → Am → G
この進行はJ-POPでも頻出で、とても扱いやすい組み合わせです。
弾き方:
- ピッキングはすべてダウンでOK
- 5弦 → 4弦 → 3弦 → 2弦 と順番に弾く
- 音が“プツプツ途切れない”ようにつなげる
- 必ずクリック(メトロノーム)を使用
※「見た目が簡単だから」とクリックを使わない人がとても多いですが、
アルペジオはリズムが命。必ずクリックを使うことが必須です。
■ EX1:基本アルペジオ(C → G → Am → G)
まずは、4つのコードをそのまま順番に弾く練習です。
テンポ80のクリックに合わせ、1音ずつ丁寧に弾きます。
ポイント:
● ピッキングは2種類
① 弾いて“外側へ抜く”タイプ
② 弦に当てたあと、そのまま次の弦に乗せるタイプ(こっちが実用的)
②は、弦移動を安定させる効果が高いため、プロもよく使います。
● 音が濁らないよう、指はしっかり立てる
Cメジャーコードでいうと:
- 人差し指(2弦1F)
- 中指(4弦2F)
- 薬指(5弦3F)
これらが隣の弦に触れないよう、指の腹ではなく「先端」で押さえる。
ここで指を曲げるだけで良いのに、強く押しつける人が多いのが大問題。
押さえすぎると:
- 指が赤くなる or 白くなる
- 手首が痛くなる
- 検証炎になる
- コードチェンジが遅くなる
スティーブ・ヴァイも
「押しつけるのではなく、曲げるだけで良い」
と言っています。
■ EX2:クリシェ進行アルペジオ
次は「クリシェ」と呼ばれる有名な下降進行。
例:
C → G/B → Am → G
ベース音が半音階的に下降し、哀愁のある響きが特徴です。
ポイント:
- 低音が自然とつながるので“歌う”アルペジオになる
- リズムはEX1と同じダウンピッキングでOK
■ EX3:Cメジャー → Cメジャー7 へのアレンジ
Cコードの人差し指を離して Cmaj7 にするアレンジ。
最後に薬指でハンマリングを入れて音をつなげます。
これは、コードストロークでも頻繁に使われるプロも定番テクニック。
■ EX4:ルート音が変化するハンマリング付きアルペジオ
難易度が上がり、ルート(低音)とハンマリングを組み合わせたフレーズ。
特にAm部分では小指を使う場面が多く、小指が短い人は苦戦しがちですが…
サトシさん曰く:
「腕の角度を少し変えるだけで劇的に弾きやすくなる」
小指を伸ばすのではなく“肘を前に出す”ことで、指が届きやすくなります。
■ EX5:プリングを使ったフォーク風アルペジオ
プリングで高音→低音へ滑らかに音を落とすフレーズ。
特徴:
- フォークソングや90年代の弾き語りで多用
- 小指のトレーニングとしても優秀
■ EX6:エコノミーピッキング(疑似スイープ)
ここが今回の動画の1つの目玉。
サトシさんは、このタイプのピッキングを “スイープ” というより エコノミーピッキング と表現。
内容:
- 「次の弦に行きやすいように」ピッキング方向を決める
- すべてオルタネートにする必要はない
- 流れに沿って効率よくピッキングする
プロの現場ではほぼ全員この考え方で弾いています。
■ まとめ:アルペジオは“音楽性を育てる基礎練”
今回のアルペジオ練習は、
- ピッキングの質
- 音のつながり
- 左手のフォーム
- リズムの精度
- コード構成理解
これらを一度に鍛えることができる“超効率トレ”。
ストロークばかり練習するより、
アルペジオのほうが音楽性が伸びます。
弾き語りのアレンジ力も跳ね上がります。
まずは1日5分、クリックを使って丁寧に。
これだけで、確実に音が変わります。

