こんにちは。「モズクくん」こと、ギタリストのMozuku Rayzeiです。
Mozuku Rayzei/冷泉モズク
中学生よりギターをはじめ、2016年よりKatzuya Shimizu(八十八ヶ所巡礼)に師事。スティーブヴァイやジェフベック、ラリーカールトンなどジャンルを問わず幅広いギタープレイヤーからの影響を受けている。2021年全日本ワウ選手権ファイナリスト。医師。
「アンプで音作りをしたいけど、作り方がわからないし、どう操作したら良いか分からない…」と悩んでいませんか?
「最近よく聞くモデリングアンプって何?」
「アンプのつまみの役割がわからない…」
「イコライザーの設定の仕方がわからない…」
こういった悩みに今回は寄り添っていこうと思います。使用するアンプはこちら。
Positive Grid SPARK MINI
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今回は多機能な自宅用アンプのSPARKを用いて、僕なりの音作りの仕方をお伝えしたいと思います。
まずはどんなアンプモデルを選びますか?好きなアーティストが使っているモデル?それともスタジオに置いてありがちなマーシャルやJC120あたりですか?
SPARKは世の中にある様々なアンプを元に、それに近い音を再現しています。こういったアンプは、モデリングアンプやアンプシミュレーターと呼ばれています。
モデリングされているアンプの元ネタをある程度知っていると音作りには役立ちます。しかし、実際に似ているかどうかはモデリングアンプの機種次第なので結局は自分にとって好みの音なのかどうかというのが大事です。とはいえ、やはりモデル名を知ることで寄せたいサウンドに近づけやすくなるのでこちらを参考※1にしてみてくださいね。
アンプ名 | モデル名 |
---|---|
Silver 120 | Roland JC-120 |
Black Duo | Fender Twin Reverb |
AD Clean | Orange AD30 |
MATCH DC | Matchless DC30 |
ODS 50 | Dumble ODS 50 HRM |
Tweed Bass | Fender Bassman |
AC Boost | Vox AC30 |
Checkmate | Teisco Checkmate20 |
Two Stone SP50 | Two Rock Studio Pro 50 |
American Deluxe | Fender ’57 Custom Deluxe |
Plexiglas | Marshall Super Lead 100 |
JM45 | Marshall JTM45 |
Lux Verb | Fender Deluxe Reverb |
Blues Boy | Fender Blues Junior |
RB101 | Bogner Ecstasy 101 |
British 30 | Orange AD30 |
American High Gain | Mesa Boogie JP-2C |
SLO 100 | Soldano SLO-100 |
YJM100 | Marshall YJM100 Signature |
Teadplate | Mesa Boogie Triple Rectifier |
Jumbo | PG Original |
Flat Acoustic | PG Original |
RB-800 | Gallien-Krueger 800RB |
Sunny 3000 | Sunn 300T |
W600 | Eden WTP600 |
Hammer 500 | Aguilar Tone Hammer 500 |
アンプの機種を選んだらアンプのつまみを一緒に見ていきましょう。
アプリの編集画面です。
コントロールパネルのつまみの配列はどのモデリングアンプでも全て同じ並びで、画像のように左からGain、Bass、Middle、Treble、Volumeとなっております。
マスターボリュームは実機のパネル上のGuitarのメモリにあたり、2ボリュームタイプになります。
ここでボリュームとマスターボリュームの違いについて、今回は初めての音作りということであまり深くは触れませんが、もちろんボリュームは音量にも関わりますが、どちらかと言うと音質に関わってきます。最終的な音量はマスターボリュームで決定されます。今日のところは、音量はマスター、ボリュームは音質。と覚えとおくとよいです。
いよいよ音作りに移りましょう。
GainとVolumeの設定方法
クリーンサウンドやクランチ、ドライブサウンドに関わらず、まずはGainやVolumeをいじって歪みの最大や最小をみてみましょう。その時のEQの設定はおおよそ5あるいは10にしましょう。その際に弾くフレーズはなんでもよいのですが、もし特定の曲やアーティストの音に近いものにしたいときは実際に弾くフレーズにするとよいでしょう。
※僕自身は極端に歪ませたい時やクリーンに弾きたい時以外は、ピッキングの強弱で弱く弾くとクリーン、強くひくと歪む程度の設定にしていることが多いです。
Gain 0.1 Volume 10の音源
Gain 10 Volume 10の音源
EQの設定方法
先ほどEQの設定はおおよそ5あるいは10にしましょうと書いた内容はここにつながります。
- 全て5にした場合は弾きながら欲しい帯域を足したり、削ったりしながら(つまみをいじって数値を増やしたり減らしたりすること)設定する方法。
- 全て10にしている場合は弾きながら不要な帯域を削っていく方法。
やり方は様々ですが、正解はないので好きなように設定しながら自分の中でいい音を見つけましょう。
※今回はあくまで自宅用アンプでの使用ということで、バンドでの使用することは想定していないので、マスキング効果については割愛させて頂きます(マスキングについてはいつかお話ししますね)。
次回はエフェクター編にしようと思います。
では楽しいギターライフを!
参考文献
※1 https://yoshblog.com/spark-list/「Positive Grid Sparkアンプモデル一覧/エフェクター種類」
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