合唱の伴奏を上手に弾くコツ7選|CANACANA familyの動画で学ぶ「歌いやすいピアノ」の作り方

合唱祭の伴奏って、ピアノソロとは別競技です。右手のメロディを気持ちよく歌わせる…ではなく、“クラス全員が歌いやすい土台”を作るのが役目。なのに学校では「伴奏の弾き方」って意外と教えてもらえません。

そこで参考になるのが、YouTubeチャンネルCANACANA familyのレッスン動画「合唱の伴奏を上手く弾くコツ(7つのポイント)」です。動画では、伴奏者がハマりがちな落とし穴を実演つきで示しながら、「どう弾けば歌が揃うのか」を噛み砕いて教えてくれます。

目次

CANACANA familyってどんなチャンネル?

CANACANA familyは、姉(ピアニスト/編曲・作曲)と弟(撮影・編集)の姉弟コンビで運営される音楽チャンネル。プロフィールでは、音大卒・海外での研鑽・指導経験なども紹介されています。演奏動画が注目されがちですが、こうした“弾くためのコツ”系の発信も強いのが魅力です。


動画で語られる「合唱伴奏が上手くなる」7つのコツ(解説+実践のヒント)

① 左手をしっかり響かせる(伴奏のエンジンは左)

ピアノソロでは「右が主役、左は控えめ」になりがち。でも合唱伴奏では、右手が担当する“メロディ”は実際には歌声が主役。だからピアノ側の右手を張りすぎると、歌とぶつかったり、逆に左が薄いと合唱がバラけます。
動画の実演がわかりやすく、左手がしっかり鳴るだけで「合唱が乗れる床」ができます。

練習のコツ: 左手だけを“歌のテンポ”で弾いて、リズムが安定したら右手を足す。まず土台。

② 右手は出しすぎ注意(“伴奏の右手”は主役じゃない)

伴奏の右手は装飾やリズム支えの役割になることが多く、ソロ感覚で右を大きくすると歌の邪魔になりやすい。例外として、右手が歌のパートをなぞる/追いかける形のときは出してOK、という整理も実用的です。

練習のコツ: 右手だけを小さめで弾く練習を入れる(意外と難しい)。録音して「右手が前に出てないか」確認。

③ テンポ感・リズム感は最重要(指揮者と伴奏者が合唱を運ぶ)

動画で特に強調されるのがここ。テンポが揺れると、どれだけ歌が上手くても合唱はまとまりません。伴奏者は“ドラム”役だ、という言い方が刺さります。安定した伴奏/不安定な伴奏の比較実演は、体感で理解できる構成です。

練習のコツ: 指揮者と2人で合わせる時間を作る。テンポの“共通言語”ができると合唱練習が一気に進みます。

④ 前奏・間奏・後奏は「天使」だと思って思い切って弾く

前奏は「さあ始まるよ」とクラスの心を揃える合図。間奏は呼吸を整える場所。後奏は“最後の印象”を決める場所。ここを遠慮してしまうと、全体の熱量が上がりません。
そして終わり方は特に大事で、最後の響きが消えるまで“音楽を終わらせない”意識が紹介されます。

練習のコツ: 前奏だけ/後奏だけを“本番テンション”で弾く練習を別枠で。

⑤ 楽譜を頭に入れて「どこからでも弾ける」状態にする

合唱練習は、途中の小節から何度もやり直します。伴奏者が「え、どこだっけ?」となると、練習の流れが止まり、クラスの集中も切れます。伴奏者向けの、かなり現場的なアドバイスです。

練習のコツ: サビ頭・Aメロ頭・転調前など、要所に付箋で“ジャンプ地点”を作る→そこだけ瞬時に入る練習。

⑥ 全パートを聴けるようにする(伴奏者は“全体監督”)

歌練習で各パートの音取りをピアノで助けられると、合唱が速く仕上がります。さらに2パート同時、3パート同時で弾けると「重なった響き」を先に聴かせられて最高、という話も。伴奏者が“練習の推進力”になる視点です。

練習のコツ: まずは各パートを片手で拾えるようにする→余裕が出たら2声同時に拡張。

⑦ 弾きながら自分も歌う(最強の練習法)

伴奏に集中しすぎると、歌が聴けなくなる。だから、弾きながら歌えるくらいまで身体に入れると、全体が立体的に聴こえてくる——という締めがすごく実践的。伴奏者が“音楽の中心”になるための練習です。

練習のコツ: いきなり歌詞で歌わなくてOK。まずは鼻歌/「ラ」でもいいので、歌いながら弾く回を作る。


感想:この動画が“伴奏賞狙い”に効く理由

この回の良さは、「上手く弾く」ではなく“歌わせる”に全部の話が繋がっているところ。音量バランスの話も、テンポの話も、前奏の気持ちの話も、結局は「クラスが歌いやすいか」に収束します。
伴奏者はピアノの出来だけで評価されるんじゃなくて、合唱の完成度を底上げした人として評価される——この動画はそこをまっすぐ言語化してくれます。


今日からできる練習メニュー(短縮版)

  • ①左手だけでテンポ固定→右手を足す
  • ②右手は小さく(録音でチェック)
  • ③指揮者と2人合わせ(テンポの合意を作る)
  • ④前奏・後奏だけ“本番”練
  • ⑤途中から入る練習(ジャンプ地点を作る)
  • ⑥パート音取りサポートの準備
  • ⑦弾き歌いで“聴ける伴奏者”へ

参考動画はこちら

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