物語のいちばん最後、エンドロールとともに流れる一曲があります。「ファンク肉球」です。
70 年代ファンクの匂いを纏った、思わず体が動く一曲。細かく刻まれるリズムと、跳ねるようなノリ。そこに猫たちの歌が乗ると、可笑しみと高揚が同時に立ち上がります。重い場面を抜けたあとの幕引きに、この「振り切った楽しさ」が来る ― その緩急の付け方に、作品の懐の深さがにじみます。
シリアスなだけでは終わらせない。最後にちゃんと、笑って体を揺らして見送らせてくれる。そういう一曲です。
物語を見届けたあとに聴くと、なお沁みます。まずは一度、肉球のグルーヴに身を任せてみてください。
文責:motet 編集部

