舞台に立った瞬間、人が変わる ― そんな歌い手に、人は惹きつけられます。
『flehmen』の主人公、クロウリーがそうです。バンド「ナインライヴズ」のボーカリストである彼女は、ふだんの姿とステージ上の姿が、まるで別人。喉を震わせる咆哮と、突き抜けるハイトーンを自在に行き来し、観客を一息で掴みます。
その歌には、強さと脆さが同居しています。カリスマの裏側にある揺らぎが、声の端々に滲む。だからこそ、聴き手は彼女から目を離せなくなります。「どちらが本当の自分なのか」― その問いごと歌にしてしまう人です。
声で人を惹きつける歌い手が好きな方へ。まずは、彼女の歌う一曲を。
文責:motet 編集部

